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夏河 ゆら

2003/05/18 up

昭和60年初舞台。「愛あれば命は永遠に」は、生の舞台を観ているので、初舞台から知っている生徒さんの中では初めての組長さんです。
つい最近までのトップ、真琴つばさの同期ですから、かなり若いですよね。中卒ですし。

ゆらさんで印象に残るのは、まずは「たけくらべ」お夏さん。割と当時から美人で怪演役者のイメージがあったので(^_^;)、しっとりと舞台を絞めている頼もしさに、驚きました。
なぜだろう・・? 「WANTED」での肝っ玉母ちゃんや、「ローン・ウルフ」のナチスの人の役も、「たけくらべ」の後の作品ですよね~。なぜ、最初から怪演役者のイメージがあったのかは・・記憶にありません(^_^;)。
とにかく威勢が良くて、舞台を盛り上げてくれた役としては、この二つが思い浮かびますね。
本公演では、「チェーザレ・ボルジア」のカテリーナなんて、美しくて、かっこ良い女領主様で、素敵でしたよね。

その後もずっと月組の頼もしい戦力の一員として、芝居でも、ダンスでも支えてくれていたゆらさん。
月組が苦しかった時代(と私は思っている)「ガイズ&ドールズ」での、カートライト将軍での盛り上げ! 時節柄、涙が出そうでした(^_^;)。私はこの役が、ゆらさん組長への決め手になったのだろうと、勝手に思っています。

その後、「長い春の果てに」りかちゃん(紫吹淳)のママ役、今回の「シニョール~」での「レオの最初の女」役と、怪演ものが続いていて、ちょっと勿体ない気がしますが、普通の役でも結構頼もしいと思うんですよ・・(^_^;)。

日本物の「花の宝塚風土記」の初舞台生の口上は、歴代組長さんに良く回ってくる役柄でしたが、ゆらさんも堂々としていて立派なものでした。今や、すっかり頼もしい組長さんです(そういえば、就任当初の挨拶は、結構可笑しかったけれど・・^_^;)。

月組の為なら命も張ろうという勢いのある組長さん、大好きです。これからも、がんばって下さいね(*^。^*)。

(お気に入り度★★★★★)

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