HomePage

エリザベート

花組/宝塚大劇場10/4~11/18・東京宝塚劇場2003年1/2~2/9


すっぴん
  Date: 2003-01-29 (Wed)

1月21日花組新人公演「リザベート」を見てきました。

一言で言うと”何か違うけど、これもありかな”です。

全体のアンサンブルは纏まりがあり、特にミルクの場面のコーラスは出演者の熱気が客席に迫ってきて、感動的でした。

今回の新人公演は珍しくカーテンコールがありました。
多分月組の「ノバボサノバ」以来じゃないでしょうか?
蘭とむ君の舞台挨拶を聞くと「やるだけやって完全燃焼した!」と気持ちが伝わってきたし、カーテンコールの後で、涙で声がつまってしまった蘭とむ君を見ると言いたい事は一杯あるけど、出演者全員に「頑張ったね」と褒めてあげたい気持ちになりましたね~。
と、言いながら感想を書いてみます。


蘭寿とむのトートは強面だけど根は純情。
エリザベートを一途に愛している気持ちが伝わってきます。
エリザベートから、拒否される度に、「ガーン!」という心の
の声が聞こえてきそうな表情をして、実に人間くさくて愛すべき存在でした。
これがトート?と言われると違うかなとも思いますが・・・。
心配していた歌も、それなりにこなしていたし、指先まで気を使って芝居はしていましたが、あまりにも直球勝負だから、時々変化球も入れないと、ちょっと疲れるかなとも思いました。

エリザベートの遠野あすか。
今時の女の子だね~というのが前半の印象。
もっとお化粧頑張らないと、鏡の間のドレス姿の魅力が半減してしまう。
彼女は新人公演の前に、本公演の代役を、経験しているので
新人公演では頭ひとつ抜けていました。
前半は、その人の持ち味で見せないといけないので、私のイメージしているエリザベートではなかったのですが、後半はメイクも良くて、うまさに脱帽でした。
パワーアップしたエリザベートなので、トートも、ゾフィーも太刀打ちができず、お互いに、ちょっとお気の毒かな。

今回一番役に合っていたのは、フランツの未涼亜希。
小柄なので、衣装に着られていて気の毒なところもありましたが、
間違いなく、ハプスブルクの血が流れていました。
全体に押して押してというお芝居の中で、この人のテンションには
ほっとさせるものがありました。
押し出しがあるわけではないけれど、妙な懐の深さがあって、エリザベートとは、お似合いのカップル。
低音もきれいに出ていて、夜のボートのは、しみじみとして良かったです。

ルキーニの桐生園加。
ルキーニは本役さんより台詞が多い、それが又説明台詞で大変。
絶対にはまり役だと思っていたのですが、ちょっと違っていました。
表情と動きはいかにもテロリストで、どんなにドスの聞いた台詞を
ゃべるのかと思いきや、丁寧にゆっくりと台詞を喋るのでエ~ッ!
まるで学校の先生にハプスブルク家の話を聞いているような気持ちになりました。

ゾフィーの桜一花。
かわいい娘役さんがこの役?なんて思いましたが大健闘でした。
メイクで怖さを表現するのではなく、表情と声でゾフィーをつくっていたのはりっぱ。
下級生ながら、頼もしい娘役ですね。

ルドルフの愛音羽麗
しっかり物のルドルフ。
蘭とむトートとの相性は見た目にも、歌でもあまり良くないのか、「闇が広がる」の場面はちょっと辛かったですね。
しかし、どの役をやっても、みわっちはみわっち以外何者でもないところが凄い!というか私のツボです。
いろんな場面に登場していましたが、目立っておりました。


花組の下級生は予想していたより、上手かったのが、今回の嬉しい誤算。
中でも印象に残った人。

マダム・ヴォルフの七星きら、本公演でもOKでしょう。

リヒテンシュタインの水月舞、裏声になると歌が聞こえないのは辛いですが、芝居心が感じられて良かった。

重臣たちは、ゾフィーも含めてチームワークが良かった。
嶺輝あやとのグリュンネ伯爵とゾフィーが並ぶと、「月の燈影」のでこぼこコンビを思い出して、笑えました。

黒天使もチームワークが良かった。
花野じゅりあは、確かに皇后より美人のマデレーネだったし、娼婦Bの桜乃彩音はキリッとした美しさで目を引きました。

  Date: 2003-01-25 (Sat)

21日の昼の部を観てきました。
数日前にみどりちゃん(大鳥)が休演したと知った時には、「1枚しかチケット無いのに、私の行く日も休演だったらどうしよう・・・」と思いましたが、無事復帰して、ほっとしました。寒い日が続いているので、身体を大切にして千秋楽で無事に卒業してほしいと願っています。
 
さて今回の花組の「エリザベート」。上演が発表になった時、わたし的にはあまり拒絶反応はありませんでした。おさちゃん(春野)は歌が上手いし、みどりちゃんは大好きだし、それに「エリザベート」という作品自体が好きだったので。
雪組版がベストと思う方々は再演には拒絶反応があるようですが、私自身は星組版を続けて観た時に、いくつかの役については雪組の出演者より星組の出演者の方が気に入ったりしたものですから、「再演毎にベストキャストに出会える可能性がある」と楽観的に考えてきました。
しかし、その楽しみは実は宙組までだったのかもしれません。今回の花組の幕が下りた時には何とも言えない物足りない感じが残りました。
トート=春野、エリザベート=大鳥、フランツ・ヨーゼフ=樹里、ルドルフ=彩吹・・・それぞれ歌唱力は安定して、安心して歌は聴いていられます。(本当に、おさちゃんの歌は素晴らしかった) でも、でも・・・個人個人が持ち味ではない役を当てられた違和感というか・・・特にみどりちゃんと樹里ちゃん。違和感は組長さん(夏美)のゾフィーもそうでした。(強いて言えばゾフィーは月組の美々杏里さんで見たい。でも月組でも再演っていうのは気が進まないなぁ・・・^_^;)
みどりちゃんは大人っぽい雰囲気の人なので、少女時代がかなりエリザベートの実像とかけ離れています。嫁いびりの場面など、“花嫁修業も充分でない子供っぽい16歳の少女”には見えず、“理路整然と姑に反論できそうな24~5歳の(!)分別のあるお嫁さん”に見えてしまう。その点、花ちゃん(花總)は骨格がとても華奢なので、娘役トップとしてかなりキャリアを積んでいた宙組再演の時点でも、この場面は子供っぽく見えたのだろうと思います。
しかし、そういう違和感を感じつつも、「私だけに」を朗々と歌い上げるみどりちゃんを見ながら、「それでも私は<大鳥れい>が好きだ。だって、素晴らしい<女優>なんだもん。みどりちゃん、やりたい役で卒業できてよかったね」とうるうる涙ぐんでいました。
 
ルキーニ=瀬奈は、苦戦しているような評判が聞こえてきましたが、私は出来が悪いとは思いませんでした。というのもルキーニに関しては、雪組のトドさん(轟)が強烈な印象だったので、それ以降に演る人には、東宝版の高嶋政宏さんも含め、はじめから期待していないくらいなのです。(ただ高嶋さんはフランツ役者かと思ったのですが、意外と面白かったですよ)
予想以上に良かったのは、リヒテンシュタイン=絵莉。今までの演者たち(小乙女幸、朋舞花、美々杏里)に比べると若いので、キャストが発表になって驚いたのですが、なかなか堂々としていて良かったです。
チョイ役で気になったのは、ヴィンディッシュ嬢に花を渡す精神病患者。花を食べたり(?)なかなか細かい芝居をしていました。
あと、雑談掲示板で評判の桜乃彩音ちゃんを探してみたのですが、娼婦役ではピンクの衣装でテーブルに座る時に左端だったでしょうか?(←もし間違っていたら、どなたかご指摘ください。よろしくお願いしま~す)

こめっこ
  Date: 2003-01-21 (Tue)

皆様、こんばんわ。
初めて投稿させて頂きます。こめっこです。

1月11日、そして16日に花組「エリザベート」を観てきました。
実は私も、JIMMYさんはじめ何人かの方と同じく、『エリザ』=『初演の雪組版』としか思っていない・・・というか思えない、再演反対派です。
「星組も、宙組も、初演の雪組に勝るもの無し・・・」
「今回の花組も、そこそこ頑張ってはいるだろうけど、きっと・・・・」
そんな気持ちで臨んだ、今年最初の宝塚でした。

ところが、観劇後、久しぶりに 『これぞ夢を売るフェアリー、宝塚だわ~っ(*^ ^*)』
・・・と思えたんです。嬉しい誤算!
それはきっと、妖しく美しく華麗なオサトートにおうところが大きいと思います。
トップ御披露目公演だということをすっかり忘れてしまう程、やたら堂々としていました!
匠ひびきの代役として主演した東京の「琥珀・・・」を観ているので、オサ&ミドリを見慣れているせいもあるのかな。
・・・いや、それを差し引いても貫禄充分でしたね。
(余談ですが、代役公演の「琥珀・・・」の時も、非常に素晴らしい出来でした。その状況のつらさは察するに余りありますが、出すぎず、かといって技術的に不安な所が無く、とても誠実に淡々とこなしていたように思います。私は匠さんが演じたクロードを舞台でもTVでも見たことがないので、変に比較すること無く、素直に代役公演を観る事が出来ました。実際、代役公演とは思えない立派な舞台だったんですよ。)

そんなこともあり、オサの最近の充実ぶりには注目してはいたものの、これほどになるとは予想だにしていなかったんだなー。

『トート』という役の捉え方については皆様も書いておられるとおり、感情むき出しの非常に『人間的なトート』だと感じました。しかし、「エリザベート特集本」の中のズンちゃんとの対談を読んで「・・・なるほどね」と思ったのですが、『”人間でない”=”感情を抑える(表に出さない)”とする必要は無いんだ、人間じゃないからこそ、人間以上に感情をストレートにぶつけられるんだ』と解釈しているようです。
そうやって観てみると、逆にフランツの耐える姿、感情を抑えて義務に生きる姿こそが、悲しいけど『人間であればこそ』なのかもね・・・とも思えます。

オサトートに関しては、まずはその美しさに、そして艶のある声に、惹かれました。・・・色気がありますよね。(個人的に、色っぽいのに弱いんですよね・・・)
先にも書きましたが「何としてでもお前(エリザベート)を手に入れてやる!!」という感情むき出しの(^ ^; ワイルドなトートです。
特に最後通告の場面。エリザベートを誘惑するも拒絶され、部屋を出た後、激昂し、その怒りが現世を操り王家を滅亡させてしまう・・・
『静かで冷たい死』ではなく、かなり熱い『黄泉の帝王』でした。

一路トートとはあまりにも異なる役作りであったため、観劇中も自分の意識の中でまったくリンクすることなく、集中して観ることが出来ました。
その他の出演者については、どうしても初演メンバーの姿が舞台上に見えてしまった・・・。

まず幕開き、あさこルキーニの登場。あまりの声の高さに卒倒・・・轟さんと比べては可哀想ですけどね。
そして大鳥エリザベートの少女時代。・・・ちょっと元気よすぎないかい?トートに愛され、命ながらえたはず?なのですが・・・自力でも生き返りそう。
好みの問題だとは思いますが、私は花ちゃんの繊細で硬質な少女時代が好きだったので。
あと、これは仕方の無いことですが、全体的な人数が少ない。そして若い(^ ^; ・・・ゆえに印象が明るく、軽い。

一幕終了時点では、所々に不満はあるものの、予想外に歌のレベルが高いこと、そして綺麗な人が多いこと(^ ^; に、満足度60%くらいでした。
ですが、二幕は非常に良かった!!
何といってもゆみこルドルフ。皇太子としての品、歌、ダンス、文句無しです。それと並んで、革命家の3人が良かった。重さと強さ、正義感にあふれ、熱かったです。(私にとって革命家は結構重要なんです・・・汐美さんのファンになったきっかけがこれだったものですから・・・。)
みどりちゃんも、二部の方が柄にあっているというか、緻密な演技で説得力がありました。最後、トートと結ばれる時の何ともいえない清清しい表情が印象的です。
その他では、舞城のどかさんのマデレーネが美しくてぴったりでした。ユリちゃん以来の満足感(*^ ^*)

個人個人書いていくときりが無いので、フィナーレについて。
トップバッターの樹里さん。私の知らないうちに(^ ^; ずいぶんスターさんらしくなったなと感じました。大きく輝いて見えましたね。
フィナーレの男役の群舞(闇が広がるの曲)については、今まで見た中で一番「カッコいい~(*^ ^*)」と思いました。樹里さんの正確さ、あさこちゃんのキレのよさが際立っていたけど、みんなよくそろっていました。男役の気合を感じましたね。(実は11日はヤンさん(安寿ミラ)ご観劇だったのですが、だからなおさら気合入っていたのかな・・?)
最後のパレード、みどりちゃんの輝きに圧倒されました。16日は私にとって最後の日だったわけですが、その日はみどりちゃん休演前の最後の公演だったんですよね。でもお芝居の最中はまったくそんなこと感じさせませんでした。ただ、パレードで銀橋にきた彼女が凄みすら感じさせる美しさだったので、きっとあれはどこか張りつめたものがあったからなのだろうか・・・と深読みしてしまってます。
19日より無事復帰されたとのこと・・・良かった!本当に良かったです。
千秋楽の幕が降りるその時まで、「大鳥れい」を完全燃焼してもらいたいですね。

明日(もう今日かな)は新人公演。花組エリザベートも後半に入りますが、ますますパワーアップしていきそうな、そんな予感です。

ルナ田
  Date: 2003-01-05 (Sun)

今日、というか、もう昨日ですが、4日の東京エリザベートを11時・3時半と2公演見てきました。
大劇場でも4回見て、どうしても見たくなって東京まで行ってしまいました。ご贔屓がいるわけでもないのに東京まで行くのは私にとっては異常な事態です。でもどうしてもおさトートがもう一度見たかったんです。おさちゃんが特別すきというわけではなく(少しは好きでしたが)おさトートが好きなのです。今日も見ながらどこに惹かれるんだろうと考えました。
まず、ビジュアル。きれいなんですよ。トートにしては。今回も大劇場とは違ってました。髪の毛の色、青だったはずなのに・・今回はシルバーに見えます。変えたのかな?それとも照明の具合かな?友達もシルバーに見えたと言ってました。それに、眉毛、つけまつげ、アイシャドー、爪、全てブルー!!それもとても綺麗なブルーです。大劇場のときよりも恐さはないです。妖しくて綺麗!!シルバーの髪の毛と良く似合ってとにかく綺麗。大劇場のときも綺麗だとは思ったのですが今回はよりそう思いました。
次は歌。もともと声が好きなのですが、トートの歌を歌うおさちゃん、いいです。愛と死のロンドもいいし、闇が広がるもいいし、踊るならもいいし、声に深みがあって、のびやかで力強くて・・とにかく好きです。台詞の声もいいです。大劇場のときよりも力強さが増したように感じました。まだ、初日開けてすぐなので声が良く出ているだけかもしれませんが。
最後に動き(表情)です。落ち着いた幽霊のような動き・・手の使い方、目の使い方、エリザベートに拒否された後の表情。計算し尽くされたような動きが好きです。死神にしては人間的過ぎるかもしれませんが、私はこの方が好きです。
今のところ理由はこれぐらいでしょうか・・・ビデオを買ったらまた考えてみたいと思います。
さて、トート以外は・・みどりちゃんのエリザ、変わってないと思います。歌も上手でしたし、堂々としたエリザでした。ジュリちゃんのフランツ、最後のソロの歌、群舞までフランツだと感じました。上品そうな優しげな感じです。ルキーニのあさこちゃん、余裕が感じられます。台詞も歌も前より聞き取りやすかったです。のびのびやっているように見られました。顔はふっくらとして見えました・・・・体はそうでもないんだけどな。最後の群舞のあさこちゃん、本当にかっこいいですね。きびきびして、目つきが鋭くて気合がはいっていてかっこいいです。ここの男役を引き連れているぞって感じの踊りに見えました。ルドルフゆみこちゃん、文句ありません。私にとっては完璧なルドルフです。
今回は席が良かったせいもあって、初めて黒天使の区別がつきました・・・。また闇が広がるの二人のからみを堪能し、トートの行動すべてを細かく見て・・・楽しんできました。これで最後のエリザベートです。どんどんよくなっていくんだろうな・・・。

茅紗
  Date: 2002-11-18 (Mon)

みなさん、こんばんは。
以前に予告していたのに、もう気付けば、エリザ公演千秋楽。
皆さんの千秋楽レポが書かれる前に、私のエリザ観劇の感想を書かせていただきますね。

合計3回観に行ったのですが、丁度、始め・真ん中・終わり頃に観に行ったので、舞台の成長ぶりがとてもよく分かりました。
おさちゃん率いる花組の公演だったので、歌にはかなり期待して観に行きました。
最初見た時は、なんだか「エリザベート」らしくない明るい(と言うか何というか)な印象がありました。
出演者の雰囲気というのもあるのでしょうが、舞台の照明、装置も所々明るい感じがあったので、その影響もあるのかなぁっと思いました。特に子ルドルフの場面。宮廷のセットの背景がついていた所が私は前作同様に背景はなく、闇であった方がルドルフの寂しさや闇も表現できて良かったのではないかなぁっと思いました。

出演者について。

トート(春野)。
最初観たときは、「黄泉の帝王」と言うより「若様」って感じがしました。「閣下」と言うより「殿下」って感じ。
イマイチ年若く見えてしまうのは致し方なかったのですが、公演を重ねる度に「閣下」になってきたように思います。
動作も1つ1つ良くなっていました。一番気になっていたのは1幕ラストのオケボックスから登場するシーン。
最初はポーズも決まって出てくるのに、お尻で真ん中に移動してたのを観て「よいしょ、よいしょ」と言う声が聞こえてきた気がしました^^;
でも、最後に観た公演では、「サッ、サッ!」と綺麗に決めていて、格好良かったです。
それと「闇が広がる」の所でルドルフが「我慢できない~♪」と歌った時の「掛かったー!」って感じににやりと笑う表情は私的にとてもツボでした。
歌はほんと綺麗で上手でしたね。1幕ラストの歌を歌い上げる所がとても好きです。
「人」でない役をやるとおさちゃんは、はまるなぁっと思いました。
余談ですが、春野トートの爪の色は私が見る度に変わってましたね(笑)因みに黒→青のラメ→水色のラメでした。

エリザベート(大鳥)。
歌にかなり期待して観に行きました。私的には「私が踊るとき」が一番良かったように思います。
ただ心配だったのは少女時代。
みどりちゃんの大人っぽい雰囲気が少女時代にマッチできるか心配でした。
しかし、少女時代こそ良かったかも。
楽しそうに歌い、はね回るシシーは、観ていて楽しくなりました。
精神病院の場面では、エリザベートの孤独が感じられて良かったように思います。
一番好きなナンバーは「私が踊るとき」です。
エリザベートの威厳さが伝わり、まさにタイトルロールを飾るだけのことはありました。
退団であるのに、退団を感じさせませんでしたね。
まあ、「エリザベート」であるのと、おさちゃんのお披露目も兼ねているのが原因かもしれませんね。
ほんと、これで退団は寂しいです。

フランツ(樹里)
出演が決まった時は、ルキーニだと思っていたんですが、フランツ役と言うことでビックリしました。
見た目はすっきりとしていて、良かったと思います。
歌も最初は「ん?」と思うところがあったのですが、よくなっていきました。
樹里ちゃんがするフランツは、ルドルフにとても厳しい感じがしました。「ハップスブルクの安泰~♪」と歌うように、息子に期待を掛けているからこその厳しさみたいなものを感じましたね。

ルキーニ(瀬名)
黒髪も鬚も似合いなかなかでしたが、やはり小ささを感じてしまうのが難でした。
歴代のルキーニと比べられるので、つらい役所ではあると思うのですが、重さを感じられない気がしました。
ただ、バートイシュルの場面なんかは、その軽さがコミカルで良かったと思います。
歌はとても成長していて、良いなぁと思いました。

ルドルフ(彩吹)
配役を見たときは、「死ななそう…」と言うのが第一印象でした。
しかし実際舞台を見てみると、これがなかなか。
歌も綺麗に歌えていて、演技する表情が観る度によくなっていきました。嬉しい誤算でしたね。

ゾフィー(夏美)
とても綺麗でした。シャンっと背筋が伸び、威厳あるゾフィーでした。
「母親」というより「皇太后」。「宮廷でただ一人の男である」という台詞が一番すっきりと当てはまっていました。
日を追うにつれ、コミカルな部分も発揮され、笑いをとってましたね。
貸し切り公演を一度観たのですが、その公演の挨拶の時に公演時の声とは違う、男らしい声で挨拶され、それだけで場内は爆笑されてしまい、ハッチさんは苦笑してました^^;(笑)

チケットの取りにくい公演で、当日券狙いの私には大変苦労した観劇でした。
それでも苦労してでも、観に行きたい公演でした。
「エリザベート」なだけに団体客も多かったみたいですね。
ただ、一部でマナーの悪い観客をよく見掛けた公演でもあったことが残念でした。

カレン
  Date: 2002-11-05 (Tue)

皆さんこんばんは。急に寒くなってきましたが、お変わりありませんか。宝塚も山へ近いためか、一段と冷えましたが、劇場入口は、売り切れになったため、なんとか さばきでもと、チヶットを求める人の熱気で暑くなっているように感じました。久ひぶりに多い人でうれしいです。
11月4日「エリザベート」を観劇して参りました。

私は、「エリザベート 」は大体みていますが、鑑賞力がないためか、トートー の存在をどう考えたら良いのか、わかりません。「エリザベート」に取り憑いた死神とでも、言えばいいのでしょうか。姿月 あさとのトートーは強かったし、
一路 真輝 は、繊細な感じで、演技する人によって解釈が変わるみたいですね。今回の春野 寿美礼は、強い感じでは、ないです。背が高く衣装も似合っているので、きれいなトートーといえばよいのでしょうか。
初演の雪組公演の時の 「この公演いったい何?」というような衝撃感はありませんでした。
ダンスの花組が歌の花組になったように、全体的に歌唱力がアップしていました。トップが歌の得意な人になるとこうなるのでしょうか。セリフのとこるが、歌になっているので、下級生でも歌で表現するところもありましたが、うまくつないでいました。
これからの花組は楽しみですね。どちらかと言えば、芝居経験の少ない 春野 寿美礼にとつて得意の歌で表現できる「エリザベート」でお披露目公演できたのは、良かったのではないでしょうか。

春野 寿美礼 大変きれいでした。とくに最後の真っ白の衣装はよかったです。 大鳥 れい との並びも丁度良い感じでした。 指先の使いがきれいで若さを感じました。ダンスのしなやかさが加れば、もっとよくなるでしょうね。

大鳥 れい 大変きれいでした。子供時代の芝居や、歌は なりきっていない気がしましたが、年齢が上がっていくにつれて歌も良く 感情があふれた芝居になっていました。退団されたら女優になるとかきいていますが、美しさでも歌唱力でも十分やっていけると思います。

瀬奈 じゅん 歌唱力があがっているのにびっくりしました。 新人公演最後の公演で真矢 みきの役を初主役した時
「かっこよくなったなあ」と思うと同時に歌唱力をつけてほしいとも思いましたが、歌の多いこの役をよくやっていると頼もしいです。
でもルキーニ役は 轟 悠を見てしまっているのでどうしても比較してしまうのでつらいです。この役の変わった感じとふてぶてしさがでていないのです。演技の姿勢も前屈みになるので小さくみえるのが、ざんねんです。背の高さは、
轟 と変わらないと思うのですが、なぜでしょうか。そして不思議なのが、フイナレーっで青い軍服を着ているのですが、この衣装の場面はあったでしょうか。ルキーニの黒い衣装が、良く似合っていたのでそのままでもよいのではとおもいましたが。

夏美 よう この役を人がやると知った時 花組にも女役さんがたくさんいるのになぜだろうとおもいましたが、この人の歌を聴いて、納得がいきました。たいへん上手でした。
でも髪形はあまりにもおおげさでユーモアさえ感じます。姑役のじめじめさはなく、男役のような力強さがかんじられます。でもスタイルも良くて堂々としていました。

そして 「ゆーみ」さんが書いておられたように黒天使が、今回はインパクトがなかったです。 この役は死の天使ですからただの群舞ではなくそれなりの雰囲気が必要では。
寿 つかさ(宙組)の黒天使など怖いかんじがでていましたね。

外部出演から帰って来てくれた 樹里 咲穂 ヨーゼフをとても良くやっていました。何より歌が安定しています。
そして今までにないやさしい感じのヨーゼフでした。皇帝がこんなに人に優しいとはおもえませんが、樹里 の人柄が出ていたのでは。軍服も(この衣装は宝塚の男役には 着こなしが難しいとおもうのですが、)良く着こなしていました。
でも「 シンデレラ」の時の白い軍服の感じとはちがっていました。

チヶットの取りにくい公演ですが、それだけ人気のあるもので、「ベルサイユのばら」のように宝塚の一つの名品になるのでしょうか。



 

ゆーみ
  Date: 2002-11-03 (Sun)

これから書く感想文、非常に辛口になってしまいまして、花組ファンとしてはアップするのがためらわれましたが、でもやっぱり自分に正直になろうと思います。

公演も半ばを迎えた花組「エリザベート」を3回連続で見てきました。感想を一言で言えば「『宝塚』というところはなんと貪欲なところだろう」という驚嘆であり、また慨嘆でありました。4年の時をおいて繰り広げられたのは、もはやウィーンミュージカル「エリザベート」ではない、良くも悪くも「宝塚のエリザベート」でした。初演に比べて、平明で色彩に満ち、登場人物はエキセントリックでもアブノーマルでもなく、まさしく「宝塚して」いました。時代が変わり生徒が変わり、出演者の人数が減り、演出者が変わったせいかもしれません。どこが変わったとはっきり指摘するような変わり方ではなかったのですが、見終わった印象が非常に違いました。

今まで上演したどの海外ミュージカルよりも宝塚的な作品「エリザベート」だと思うのに、前3回の公演は海外ミュージカルを「宝塚が」やっている、というスリリングな意識がつきまといました。それが今回は「宝塚で」やっているという感じで、例えていえば油絵からパステル画に変わったように感じました。それによって優美さは増し、緊迫感は減りました。

また時間的な経過の矛盾が感じられてしまったのも「エリザベート」において初めての経験でした。エリザベートの「私だけに」は一幕前半の感動的なクライマックスでした。それが今回は、結婚式の翌朝、しゅうとめに厳しい注意をされ、夫になった人がかばってくれなかった、それだけで次の瞬間には自殺を図ろうとするのか?と思ってしまったのです。時間的な経過が現実的で、作者が観客に仕掛けたワナを演出が仕掛けきれなかったように思います。だからエリザベートの感動的な自己解放のアリアが、大鳥れいの完璧な歌唱力をもってしても共感できませんでした。こういった「あれ?」という小さなとまどいはいろいろなところで感じ、これは演出がノーマルになったせいかなと思い当たりました。そう、登場人物が皆ノーマルなのです。だから多分、このバージョンを初めて見た人にはとっつきやすく、美しく、感動もするだろうと思いました。それはそれで悪いことではありません。でも、私は、この美しくツルンとした感触の「エリザベート」には少々残念な思いが抜けません。

出演者について。

黒天使たち ある意味、トート以上に魅力的な存在である黒天使。今回の公演で最も不満だったのが黒天使たちでした。演出家はこれで本当にOKを出したのかといぶかしく思います。基礎的なことですが振りが揃っていません。別々の振りでも一貫性がほしい。その上で、じっと立っているだけで死の雰囲気を醸してほしい。ひとり、高翔みず希が鮮やかなポーズとさりげなく妖しい雰囲気で目だっていました。どうか彼女のラインまで近づいて下さい。

春野トート 綺麗でした。姿も顔も表情も声も。声はもともとクリアな人なので艶と強さが不足していると思いましたが主役として十二分に魅力的でした。でも違う。「死」は絶大な力を持ちながらも背後からそっと忍びよるものではないかしら? どう動こうとどんな表情をしようと、トートは「人間の形をした死」ではなく、「死」そのものである、その感覚がもっともっとほしいと思うのです。ちなみに私は歴代トート(本役さん)の誰にも満足していません。

大鳥エリザベート 期待していました。彼女の存在が今回の「エリザベート」を再生させると。でもその生命力は残念な方向へ行ってしまったようです。歌唱は抜群、容姿も非常に美しかったけれど、エリザベートを不幸に陥れた「狂気」が見えなかったのは致命的だったと思います。狂気と生命力のせめぎあいがあったら最高のエリザベートになると思います。エリザベート役で退団というのは、気持ちはわかるけど残念です。

樹里フランツ 難しい役です。彼女が演じてその難しさがよくわかりました。よくやっています。でもこの役を辛抱役に終らせないためにはオパールのような煌めきが必要なのです。彼女の演技はマットな仕上がりでした。また高音が女性を感じさせた時があり、これまた彼女でもと思いました。

瀬奈ルキーニ 小さい。登場した時まずそう感じてしまいました。冒頭、手錠が切れるところでルキーニの狂気と背後のトートを感じさせられなかった。そして最後まで小悪党でしかなかった。歌が随分上達したのに黒髪が似合って魅力的だったのに、とても残念でした。

彩吹ルドルフ 彼女も得意分野だと思っていた狂気が足りませんでした。。しかし彼女が、戦慄すべき新公ルートヴィヒのようなルドルフを作ったら、この公演では浮いてしまったような気もします。ただ非常に繊細で、クリスタルのようでした。また動きとスタイルが流麗で気品があり立っているだけで皇太子でした。「闇が広がる」は春野と声がぴったり合うのですが、二人とも歌い上げすぎで「闇」が感じられませんでした。意外にカフェでの歌が良かったです。

夏美ゾフィー 聞いた時はがっかりの配役でしたが間違っていました。声が上から下まで本当に良く出て、若い時はそれなりに美しく、老けてからはコミカルな味もあり、非常に見ごたえがありました。

立マックス 自由人らしさがよく出ていてよかったです。ま、できればもう少し若いお父さんであってほしいのですが。

蘭寿エルマー 髭が似合うのにほれぼれしました。歌詞も明晰です。でも印象は彼女にしては薄かったです。

幸美マダム・ヴォルフ 表情、スタイルは良いのですが声に幅がなく凄味に欠けました。

遠野ヴィンディッシュ嬢 うーん、私はダメでした。エリザベートが元気なので哀れさを出しにくかったとは思いますが。

と、ひたすら辛口が続きます(^^;)。でもこんなことを言いながらも「エリザベート」という作品はやはり面白かったです。平日昼の大劇場があんなに混みあっているのを見たのは何年ぶりでしょう。宝塚の生徒は皆、日進月歩する人たち。今までの上演は東京公演しか見ていませんので、この花組エリザも、来年の東京公演ではもっと深くなっていることと期待します。



ベール
  Date: 2002-10-25 (Fri)

花組新人公演「エリザベート」を見てきました。
全体的な感想としては、可もなく不可もなく。ただ、宝塚のエリザベートはやはりトートが主役であり、トートが良くないと全体的にどうも盛り上がらない、というか後味がよくないんですね。トートの出番を楽しみにできないエリザベートは、少しつまらないものに思えてしまいました。ちょっと辛口になってしまうかもしれませんが、ご了承下さい。

ト―ト:蘭寿(春野)は、全体的にどうもいまいち。まずは、歌が良くない。もともと蘭とむくんって、かますことはあっても、私はそんなに歌が下手だと思ったことがなかったのですが、今回曲が難しいということを再認識してしまいました。音を大きくはずすことはないけれど、魅力的な曲に聞こえませんでした。

また、トートという役が、死神でも帝王でもなく、何だかただの「人?」という感じで、人間的なトートを目指したのかもしれませんが、どうも人間的すぎてトートの持つ抽象的な魅力や色気が出ていませんでした。ジゴロをやらせたらあれだけ色気が出る人なのに、こういう役の色気とはまた全然違うんでしょうね。琥珀のクロードや燈影の次郎吉は、私はかなり良いと思っているので、ストレートに表現できる役の方が得意な人なのかなと思いました。

一番良くなかったのは「最後のダンス」、音が不安定すぎて聞いていて辛かったです。良かったのは、結婚式とミルクの場面。この2場面は、本来の押しの強さが良い方向に表れた場面だったと思います。

エリザベート:遠野(大鳥)も、一番の見せ場である「私だけに」を大きくはずしたように思えたのですが、それ以外はなかなか良かったです。もともと高音部は綺麗に出る人ですし、歌自体は安定していたように思います。ただ、みどりちゃん以上に庶民的なエリザベートで、ただの女の子が間違って皇后という地位についてしまって、頑張って奮闘してるように見えてしまったのですが(^^;。良かったのは、寝室での場面から鏡の間にかけて。エリザベートの孤独感や生命力・強さといったものが上手く表現されていたように思います。

今回、蘭とむくんもあすかちゃんも、最大の見せ場である「最後のダンス」「私だけに」が全く良くなかったのは辛いなと思ったと同時に、見せ場というのは上手くできてこそ見せ場なんだということを再認識しました。

フランツ:未涼(樹里)は、私のお気に入り。期待もかなりしていたし、できる人だ歌える人だという思いが強かったのですが、フランツの歌もまた難しかったように思いました。もともと発散して歌えるような歌ではありませんが、全体的にどうも声が小さくて聞き取りにくかったのが残念でした。声量がない人だとは思わないのですが、どうしてだろう?見た目的には、若き皇帝から老齢の皇帝まで、年齢のいきかたが無理なく自然だったのが良かったです。ただ、皇帝としての気品は感じられましたが、輝きは感じられませんでした。また、あまり表情の変化がなく、もともとそういう役だとは思いますが、それでも、もう少し変化が欲しかった気はしました。ルドルフの死の後、エリザベートを見つめる優しそうな目が印象的でした。

ルキーニ:桐生(瀬奈)は、ギョロっとした狂気を含んだ目が効いていて、まずは見た目がOK。セリフ・歌は、もともとできる人というイメージがなかっただけに、大きく破綻がなかったのでまあ良かったのではないでしょうか?ただ、声量がないのか、セリフ・歌に迫力が感じられず、顔は迫力あるのに(^^;、そのギャップがちょっと辛かったです。

ルドルフ:愛音(彩吹)は、骨太なルドルフでした。もっと儚く脆いルドルフかと想像していただけに、本役のゆみこちゃん以上に死ななそう(^^;。地に足がしっかりついた人物という感じで、賢そうでした。歌は、タンゴ新公(何年前だろう?^^)の頃に比べたら、ホント上手くなったな~と感心します。全体的に破綻なく歌えていたし、闇が広がるもきちんとはもれていたので一安心。そして、みわっちと言えば、背があまり高くないので、女役にとう声も時々聞きますが、前回エヴァ(琥珀新公:矢代)の時も思いましたが、この人は絶対男役が似合うということを再認識。可愛い顔とは裏腹に、骨太な魅力を持った男役のような気がします。

ゾフィ:桜(夏美)は、最初配役を聞いたときどうなることかと思いましたが、これがなかなか良かったです。勿論、未涼フランツの母親には見えないし、容姿的にはホント可愛かったのですが、苦手かと思っていた歌が、なかなか良くて・・・。少し高音部は辛そうでしたが、高音と低音の境目が綺麗に出ていて聞き易い歌でした。私は一花ちゃんの少しキャンキャンした演技が少し苦手なので、そういった役ではなかったのが良かったのかもしれません。見た目が幼いため、どうしてもそういう役を振られがちですが、大人の女も見てみたいなと思いました。

子ルドルフ:華城(望月)は、1部幕開き霊魂での第一声がすごく綺麗な声でびっくり。続く2部の歌でも綺麗なソプラノで、東宝の子役たちのような、いかにも子供らしい声が良かったです。と同時に、星組の月影も良かったので、この役は女役がする方が良いような気がしました。

マダム・ヴォルフ:七星(幸美)は、期待していたけれど、見事その期待に応えてくれました。適当に下品で迫力のある声、存在感もあって下級生ながら頼もしい。マデレーネ:花野(舞城)は、スタイルが綺麗で目を引きました。娼婦B:桜乃(涼葉)の、女役ながら男役のような綺麗な顔立ちが印象に残りました。個人的に気になる朝夏(黒天使)は、スタイルは良いけれど、黒天使としては表情がいまひとつで残念。

大臣たち(橘・貴・嶺輝・紫峰・夏空)の中では、嶺輝が、見た目的に迫力あり歌もなかなか良かったです。しかし、全体的に悪くなかったのが意外(^^;。という言い方も失礼ですが、もともと花組下級生のお芝居は、新公をずっと見てる限りでは結構辛いものがあったんです。しかし、前回琥珀くらいからか、そこはかとな~く良くなってるんですよね。それが何だか嬉しいなと思いました。

革命家3人(華形・望月・日向)は特に印象に残らず。ツェップス:未宙(矢吹)は、革命家としては少し弱いように思いましたが、とにかくキレイ(^^;。リヒテンシュタイン:水月(絵莉)は、歌はいまいちでしたが、お芝居に暖かみがあり好印象。裁判官の声:未涼(悠真)は、少し迫力不足。しかし、何故未涼だったのか少し疑問・・・。

今回のエリザベートを見て思ったのは、トートの歌の難しさ。トートの歌は、宝塚ファンにとっては馴染みの曲ばかりで、多分殆どの人が、お芝居を見ながら自分の中で歌っていると思います。イメージが先行してしまう曲であり、それを打ち砕くだけの魅力ある歌でないと、なかなか納得させられないんだろうなと思いました。そうして改めて、麻路・彩輝を除いた(ごめんなさい^^)歴代のトートたち、一路・安蘭・姿月・夢輝、更に今回の春野の歌唱力・表現力を思いしらされました。

蘭寿にとって、この新公がラストの新公だったのは、良かったのか悪かったのか・・・?疑問の残る新公でした。余談ですが、3回連続主演して、その3回共本役さんが違うというのは、なかなか貴重な体験でしょうね。

ゆうぴん
  Date: 2002-10-20 (Sun)

初書き込みさせて頂きます。
今日は2回目を観てきたばかりです。

雪以外、帝劇まで足を伸ばして東宝版を含めて星・宙も観ていますが、一路ファンの友人に借りたビデオを繰り返し観ていたので、主要キャストが素晴らしい雪版が一番作品として完成度が高いと思ってます。それは花組観劇後も変わりませんでした。

真矢みき時代から見続けている花組、しかも「あさき」の刻の霊がかっこよかった春野がトートということで、結構期待大。初見は宝塚は久々の父と、2階後方で観たのですが、人数の少なさからかアンサンブルの重厚さに欠ける点が気になったものの、父と共にただただ春野トートの堂々たるトップ振りに感動したのでした。星組は観ている父も「エリザはおもしろい!春野はスゴイ!」と言っておりました。(ついでにみわっちが目立つとも言っていた)

是非もう一度もっと良い席で観たくなり、今日はオークションで手に入れたチケットで再度観劇したのですが...前回ほどは感動しなかったです。しかし、高値で行った甲斐はあった、自分はエリザが宝塚が好きなんだと認識しました。曲が全て良いし、新曲「私が踊る時」も耳に残ります。

大鳥エリザベート
美しく、安定した演技と歌声。しかし孤高の皇妃ではない。花ちゃんほど感動も共感もできなかった。不満はありませんが。フィナーレでの艶やかな大輪の華のような姿を見ていると、アントワネットの方がお似合いではと思いました。しかしまだまだ成長しそうで、退団は惜しいです。

樹里フランツ
辛抱役だと思うので..ルキーニで観たかったです。

あさこルキーニ
前回より余裕が出てきて、今後良くなる期待が持てました。歌も下手だとは思いませんでした。轟と比べちゃいけないですよね。もっとはじけて欲しいです。

遠野ヴィンデッシュ嬢
怖いほど上手かった陵に近づけるかも。迫力ある思い切った演技と歌声で見直しました。エトワールも個性的な歌い方で印象深いです。みんなこれ位思いきって!こじんまりせずに大物になって欲しいです。

そして春野トート
一路トートのように、あまり歌い上げることがないので「ミルク」の場面等は物足りませんでした。スッとし過ぎていて、迫力に欠けました。黄泉の帝王というより、悪魔のプリンスという感じ。しかし、春野トートが現れるとそこだけ冷気が漂い、本当に青い血が流れている雰囲気が黄泉の国の人でした。指先の使い方も妖しく、冷たい目線にゾクッときたのも確かでした~^^

...どうやら春野トートにというより、新トップスター春野寿美礼に魅入られてしまったようです..。今までの天与の温かい歌声と品に加え、冷たい妖しさと威厳まで持ち合わせていたことに気付かされたような。

新トップの春野のお披露目が、エリザとう作品のトートという役であったことは成功であったと思えました。少なくとも私としては久々に大作の似合うトップ誕生ではないかと、大袈裟かもしれませんが実感したので。

フィナーレでの「私が踊る時」にあわせて銀橋を踊りながら渡るオサちゃん。
トートでは見せられない「にこっ!」とした笑顔に拍手の嵐。芝居が終わったといえ、エリザでこんな幸せな顔していいんかい!と思いましたが、お披露目ですもんね...そう、お披露目公演と思えば素晴らしい!

私、オサにはまるのかなぁ~、花ファンに戻るのかなぁ~、東京もいっちゃいそうで怖いです。

公演評では無いですね。長々と失礼致しました!こんな馬鹿もいるんです。






ひさよ
  Date: 2002-10-19 (Sat)

まず「エリザ」という作品はやはりスゴイです。
見終わった後、友達と「エリザ」について
何時間語ったでしょうか。宝塚でこんなに
語ったのは久々でした。

春野トート
綺麗でした。歌もよかったと思います。
けど何が売りなのかよくわかりませんでした。
すべてが悪くないのに。
もっと思い切ってやってもいいよ、おさちゃん!

大鳥エリザベート
綺麗でした。
歌も芝居も上手いと思いました。
貫禄もあったし。
ただ、孤高とか追い詰められている感じが
しないので、最後に死に安らぎを感じ、
死(トート)を愛するのがわかりにくかったです。
できれば違う役でみどりちゃんのよさを発揮して
退団して欲しかった。

瀬奈ルキーニ
トートとの繋がりが感じられませんでした。
最後にトートからナイフをもらい、急に狂います。
まさに急変です。
作品は何度も見てますからそうなるのは
よく知っていますが、「なんで?」って感じて
しまったのは今回が初めてでした。

樹里フランツ
歌の出だしで空気がもれるというか発音が
悪く聞えることが多かったのが気になりました。
ジュリちゃんって前からでした?
長身で軍服も似合いカッコいいのですが、
やはり柄ではなかったような。

彩吹ルドルフ
期待していただけにちょっとガッカリ。
「なんで死んだの?ルドルフ」って感じでした。
みどりちゃんのエリザベートの子供ならこれくらい
健康的でもOK?とも思いますが、悲劇性がない。

夏美ゾフィー
意外に綺麗でビックリ。
そう言えば「戦争と平和」で女役をした時も
細い腰に長い首でドレスが似合っていたのを
思い出しました。
母親という雰囲気はありませんでしたが、
私はかえってそれがいいなと思いました。
ハプスブルクの皇太后だからあんまり
「お母ちゃん」してるのもなぁと逆にこんな
感じだったのかもしれないと思いました。
品もあって好きでした。

花組のエリザベートは全体的に狂気が
感じられませんでした。「エリザ」には狂気が
必要か?と聞かれればわからないのですが、
少なくとも私にとっての「エリザ」には必要でした。
ただ、それが今の花組の色だと思うし、
よさでもあると思うので次回は新生花組のよさが
前面に出ている作品を期待したいです。


JIMMY
  Date: 2002-10-15 (Tue)

「勘弁してくれ・・もう、そっとしておいてくれ・・。」
再演の度に、そう思う、私は初演&一路トートファンです。

今回の公演に関しても、期待度0。キャストにも興味なし。
「エリザベート」がトップ披露公演なんかで出来る作品だと思ってるの? ナメんなよ~!! ったく・・。

毎公演欠かさず公演評を書くのがポリシー(・・というか習慣)ですから、今回も、イヤだとは言え、逃げる訳にもいきません。
ただ、話題作で盛り上がっている所を水を差すのも悪いので、千秋楽終わってから、軽~く流す程度にしよう、そう思っていました。

しかし早々と書いてるじゃないの、私。
何故って? 新生花組にハマった訳でも、「エリザベート」の作品に改めて感動した訳でもないです。
春野寿美礼トート! この一点だけ。面白かった・・やられましたわ。

この展開は、宙組公演の時と同じなのです。ちなみに、この公演評を書くにあたって、宙組公演の評を読み返しました。私にとっての「エリザベート」を丁寧に書いていて、今読んでも納得できる内容なので、よろしければご覧下さい。

http://waiwai.ciao.jp/takarazuka/review/elisabeth.html

トート役に関して、私は許容範囲が広くなったようです。これも宙組公演以降の話です。
それはトートが「死」という抽象的な役で、これという正解がないものだと分かったから。
私は一路トートが最高に好きですが、それでも春野トートもまた違って面白い。演じる役者の持ち味を反映したキャラクターになってしまうトートという役。それぞれのトートを確認する楽しさ。そんな見方が、トートにはあるような気がします。

もちろん、皆良いと思う筈はなく、そのトートが気に入らなければ、・・ムカついて終わるでしょう(^_^;)。春野トートについて、これだけ真面目に書く気になっている事自体が、私にとっては画期的なのです。
初見の時は、ロビーに入り、自動演奏のピアノが「闇が広がる」を演奏しているだけで、「あぁ、ホントに演るのね・・イヤだ~(;_;)。」と漏らす程でした(だったら観るなよ、とはつっこまないように)。

しかし、実際舞台が開いてみると、春野がトートを演じる事に対しての嫌悪感は、不思議と感じなかったですね。
やはり歌が悪くなかったからでしょうか。それは大事な事のような気がします。
「エリザ」を無茶苦茶にはしていなかった。丁寧に取り組んでいた。その姿勢に、好感は持てましたね。

初見は、そんな感触で終わりました。悪くなかったです。
スラッとしていて、綺麗でした。素敵だと思う所もありました。歌も良かった・・。
でも、春野のトートって、何だったんだろう? 麻路さきや姿月あさとのように、はっきりとした春野トート像って、あっただろうか?
プログラムの小池先生談には「意外や野性味があり」とありますが、そんな気はしませんでした。男性的な麻路、姿月に比べても、見た目が繊細で、一路に近い気がします。でも、一路とも違う・・。

その結論が、私には見えませんでした。
「よし、次はもう少し前向きに、春野トートを見てみよう。」
俄然興味が沸き、やっとプログラムや「歌劇」誌の座談会を読みました。これだけでもすごい進歩です。

結果、春野が自分でどう表現したかったのかは分かりません。
「自分のトートはこれだ!」という答えは、まだはっきりとは持っていないのかも。やはりトップになったばかりで、自分の個性というものも、まだ明確ではないのだと思います。
春野の容姿、ブルーの鬘やメイクを見ると、もっとクールな路線の方が良かったのではないかな、という気はします。

ただ、私が観た印象では、初日に観劇された作詞ミヒャエル・クンツェ氏の「見た人が皆、“死”に恋してしまうのでは」というコメントが、一番フィットしているような気がしました。
「こんな死神が来てくれたら、そりゃ、嬉しいだろう~♪」そんな雰囲気。恐くないですね。
黄泉の帝王というよりは、大帝王は別にいて、その坊ちゃん(もしくは若様^_^;)が、人間の娘に恋をしてしまって、反乱起こしている感じ。
どう? そう思うと、すっごく可愛いではないですか。それも、アリ、アリ。

歌声も良いですね。でも、「エリザ」に関しては一路さんの声が耳に染みついて、どうしても聞き劣り(?)してしまうので、次の作品を楽しみにしたいです。
今日一つ気になったのが「最後のダンス」。
大好きなナンバーなのですが、歌手の違いを別にしても、私は、途中で影ソロが入るのがどうしても邪魔に感じるのです。
姿月は大好きで、朝比奈慶の歌唱力も認めていましたが、その宙組バージョンでもダメ。
花組はその影ソロが蘭寿とむなのが論外。春野の歌が悪くないだけに、お願いだから影ソロはやめてくれ、と思っていたんです。
それが、どうも今日の観劇では、影ソロがなくなって、コーラスだけになっていたような・・記憶違いかもしれないのですが。変更になっていれば良いなぁ、と思いました。
まぁ、そんなに花組エリザにこだわりはないので、どちらでも良いのですが。


大鳥れいのエリザベート。とても美しく出ていて、歌も上手。歌だけなら歴代最高ではないでしょうか。
細かい演技のリアルさが、流石演技派だと思わせました。
少女時代も、思いの外、自然でしたね。ただ、姉ヘレネの彩風蘭の方が初々しいのは気になりましたが(^_^;)。
ただ、あのエリザベートが宮廷をほっぽり出して旅に出たり、ミルク風呂に入ったり、倒れる程のダイエットをしたりするだろうか? と思いました。もっと懸命で、思いとどまりそう。
人をハッとさせる気品、オーストリア皇帝と黄泉の帝王を圧倒させるハチャメチャな魅力、パワーに物足りない所がありました。
共感はできるけれど、普通の人っぽいんですよね。

樹里咲穂のフランツ。「樹里が演じたら、そうなるだろうな~。」と予想した通り、エリザベートへの優しさ、切なさが強調されたフランツ。でも、威厳がなく、情けない感じがするのが今一歩でした。歌は良かったです。

瀬奈じゅんのルキーニは、課題の台詞の声の弱さが改善されず、随分軽いルキーニになっていました。
初見の時からとにかく印象に残るのは、結婚式の場面。「予定通りいかない。番狂わせが面白い。」の後の「閣下」の台詞。ダチ(友達)に言っているみたいなのです。
ここに強調されるように、どうも、トート閣下に畏敬の念のない所が好きにはなれませんでした。
エリザベート殺害の理由、「グランド・アモーレ」だと本当に思ってる? トート閣下とエリザベートの愛を、小馬鹿にしているみたい。一週間後にはさらに悪化していて、観ていて気分悪かったです。
「おさちゃん(春野)はあなたのダチかもしれないけれど、トート閣下はルキーニのダチじゃないんだよ~!!」と叫びたい気分でした。

ただ、同じ衣装とは思えない程、カッコよろしかったのは流石。黒髪に浅黒いメークが良く似合っていました。

私としては、フランツとルキーニ、逆の方が良かったかなぁ。瀬奈はふざけずに、春野との対等関係を生かしてエリザベートを挟む三角関係っぽさが出たかもしれないし、軍服も似合ったでしょう。
樹里も、ルキーニの方が、明るく上級生らしく、物語を包む大きさが出たのでは? 「フランツのナンバーは難しいよ」と言われましたが、ルキーニだって難しいと思うし、大事な役の筈です。

彩吹真央のルドルフは、それなりに良いだろうと思っていましたが、期待通り。短い金髪に軍服が良く似合い、「ルートヴィヒ2世」新公での姿を思い出す美しさでした。意外と、若い役が似合うんですよね、ちくしょう~(何で?)。
樹里フランツが父、大鳥エリザベートが母に、違和感なく見えたのも良いです。「闇が広がる」は予想通り、花組バージョンの中では一番の聞き所だと思いました。
子ルドルフの望月理世。歌は抜擢されているだけあって悪くはないですが、びっくりする程の事もないです。

夏美ようのゾフィという配役にはびっくり。歌は、一週間たって随分良くなっていて、予想以上に聞かせますが、歴代のゾフィを思うと苦しいです。厳格な恐さが良く出ているし、見た目に美しいのは流石。
ただ、母っぽさが全くないんですよね、夏美って。樹里のような息子がいるようには、どうしても見えないんです。
また夏美で姑役を観たいとも思わないですしね・・。まぁ、本人もプログラムに書いておられますが、見せ物・・見もの、話題の一つにはなりますよね。珍しいですから。

立ともみのマックスは良いです。「エンカレッジ・コンサート」でも関心しましたが、ダンサーの立さん、実は結構歌えるんですね。欲を言えば、もっと器の大きい、パパ役者がいればもっと楽しいのですが・・。

エルマーの蘭寿とむ、シュテファンの愛音羽麗、ジュラの未涼亜希、ツェップスの矢吹翔、ルドヴィカの梨花ますみ、マダム・ヴォルフの幸美杏奈、ヴィンディッシュ嬢の遠野あすかもまずまず。遠野のエトワールは美しく、華やか。歌声も綺麗ですが、音程が少し怪しかったです(^_^;)。
重臣達はコミカル過ぎる気もしますが、楽しそうで良いかな(^_^;)。中では、大伴れいかが意外と歌えるんだな~、と思いました。

マデレーネの舞城のどかは色気があり適役。ただし、今日はすっ転んでいましたね(^_^;)。
リヒテンシュタインの絵莉千晶は、厳格さを出そうという気持ちは分かるけれど、作りすぎかも。歌える人なので、もう少し素直に歌って欲しい気がしました。
他では、黒天使の未宙星沙の美しさが目立ちました。組替えの花純風香も良い位置で踊っていましたね。少し痩せて綺麗になったみたい。

「春野が良かったなら、『あかねさす紫の花』のビデオを観れば?」と言われましたが、それも一路ファンには同じなのよ(^_^;)。
とにかく、心置きなく見られるであろう、次回新作を楽しみにしています。

http://waiwai.ciao.jp/takarazuka/index.html


真美
  Date: 2002-10-04 (Fri)

一言で言って、かなり良かった!!
正直言ってオサトートにはあんまり期待していなかった
んですが(すみません)
かなり良かったです。そしてやっぱり歌が上手ですねぇ!!
かなり惚れ惚れしちゃいました。全体的に良い出来だと
思います。過去のエリザベートに並ぶくらいですよ(^^)

☆オサさん☆
今までのオサさんと同一人物なのかと思うくらい。
まさしく「死」っていうかんじで人間じゃなかった。
でも時々ふっと見せる切ない表情が涙をそそります。
スタイルも良いし、何より歌が最高に良かったです。

☆ミドリさん☆
本当に美しくてポーとなってしまいました。
プログラムを見てる時も周りからも”綺麗ね~”という声が
聞こえてきました。本当に綺麗でした。
歌もとっても上手で声量がハンパじゃなかったです。
何度も言いますが本当に綺麗でした!
これで退団だなんて何て素敵♪

☆樹里さん☆
期待していたよりもちょっと期待外れだったかもしれません。いや、私が期待しすぎていたのかもしれませんね。
でも歌はとっても上手でした。
これからに期待したいと思います。

☆あさこさん☆
轟さんのルキーニのイメージが強すぎて少々物足りなかった
んですが、上手だったんではないかと思います。
緊張のせいかセリフが早くなったりしたけど
迫力ありましたよ~!

☆ゆみこさん☆
この方は成功だったと思います!
オサさんとの銀橋シーンが特に最高。
ヴィジュアル的にも歌唱力もOKでした。
ただ少しルドルフの悲しみが伝わってこなかったです。

気になったのは子ルド。
かなり歌上手な方でした。大抜擢だったので
よほど上手なのだろうと思ってたんですが
上手でしたよ~!!抜擢大成功だと思います。

フィナーレでオサさんとアサコさんの
「闇が広がる」がありました。ファンには美味しい場面
(笑)トップコンビのデュエットは衣装が綺麗。
映えるトップコンビで、この作品限りというのが
本当に勿体ない。舞台での息もピッタリだったから・・。
エトワールの、あすかさんも上手でしたがヴィンディッシュは、もう一息でした。難しい役ですけどね。
長くなりましたが、終わります!

JIMMY
  Date: 2002-10-03 (Thu)

テスト

http://waiwai.ciao.jp/takarazuka/index.html


JIMMY
  Date: 2002-10-03 (Thu)

おさちゃん(春野寿美礼)のトップお披露目&みどりちゃん(大鳥れい)のサヨナラ公演。
おさちゃん&あさこちゃん(瀬奈じゅん)率いる新生花組にはとても期待しているのですが、初演ファンなので、正直「エリザでなければな~」という思いが捨てきれず、個人的には食指が動かない公演です(・・すみません)。
しかし、トート役は、役者の持ち味で変わる役だと思うので、おさちゃんなりのトートが見られるのではないでしょうか。
最近私の中でも株が上昇中のみどりちゃん・・も、あぁ、「エリザでなければなぁ~(泣)」。
でも、本人は、大役に意欲的なようですし、がんばってくれるでしょう。

チケット売れているでしょうし、世間的には注目の作品に違いありません。
皆様の書き込み、お待ちしております!

http://waiwai.ciao.jp/takarazuka/index.html


- Sun Board -