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ミケランジェロ/VIVA!

雪組/宝塚大劇場・東京宝塚劇場9/29~11/11


みかげ
  Date: 2001-11-05 (Mon)

11月4日午前の部を観て参りました。
私的に、これが見納めのミケランジェロでした。
花組を観たのはこれが2回目で、宝塚通算6~8回目という超初心者の感想ですが、ちょっとだけ書かせていただきました。

お芝居はよくわかりませんでした。
前回の時にお芝居が全く観られませんしたので、一所懸命観ていたつもりだったのですが、全体的にせりふが聞き取りにくかったように思いました。
お芝居の筋も、わかりにくかった様な気がしました(私だけだと思うのですが)。ミケランジェロってああいう人だったのでしょうか?

VIVAは、愛華さんの声が今日は出ていました。でも声が割れていて、
調子は悪そうでした、放っておくと大変な事になりそうなので、ちょっと心配でした。
ショーを通して、初心者の見た目なのですが、
踊りがワンパターンで、もっと変化に富んだ踊りを見せて頂きたかったです。
男役の方たちだけの場面のダンスと、女役の方たちだけの場面のダンスが、なんだか同じダンスに見えて、お衣装が違っているだけのような感じで、もったいないなあと思いました。
それぞれの役ならではの個性的な振り付けがもっとあってもいいのになあ、と。振り付けの先生もっとがんばって欲しいです。
男役の方と女役の方とが、ペアでダンスをなさるときも、女役の方が、ひらひらと男役の方にまとわりついているだけのような感じで、もっと女役の方にも踊らせてあげて欲しいと思いました。皆さんもっと踊れるだろうに、と残念でした。
ロングドレスでの女性のダンスの裾捌きなんて、きれいにそろったりするとみとれるほど素敵なんですけれど。そういうダンスを観たかったです。
ペアでのダンスはそれなりにきれいだったのですが、全体的に、すっきりせず女役のダンスがやっぱりじゃまに見えてしまいました。
ペアのダンスって、二人で一つのダンスだと思うのですよ、どちらかが目立ってもいけないし、どちらかが地味でもいけない。
それぞれのパートをきちんと踊って、二人で一つのダンスを作ってこそ、ペアのダンスだと思います。
もっとペアのダンスらしいダンスをお願いしま~す。

匠さん、楓さん、樹里さんの3人で踊られる、激しいダンスがありますが、3人三様で、踊り方に特徴があっておもしろかったです。
樹里さんのダンスは、あとのお二方と違う様な気がしました。
匠さん、楓さん、はクラシック系のダンスのような感じなのですが、樹里さんはそうでは無いように思いました。リズムの取り方も、違っていますし、足の上げ方、腕の使い方にも、特徴があって面白かったです。
腰を使うダンスだったと思いますので、皆さん大変だったのでは・・・

クラシックを長いこと踊っていた私が観た、
ダンスの感想でした。。

惑惑
  Date: 2001-10-12 (Fri)

ふぶきさんの感想を拝読して、私も、まだ憶えている
大劇場公演の感想を少し書きたくなりました。
きっと、東京では練り上げられて、色々と良くなっていると
思いますが、読んでやってください♪

愛華みれが、もっとほわっと回りを包み込む役のほうがよかった
というご意見、同感です。
どういうわけか、トップになってからのタモさん(愛華)には
そういう役がちっとも回って来なかったですよね。
「タンゴ・アルゼンチーノ」の画学生なんて、普通なら世間知らずの
夢見る青年、というイメージなのに、世間知らずで純粋なのはむしろ
大鳥れいのほうに見えました。
タモさんのフリオって、マルグリット(大鳥)に求愛されても、なぜか
ずいぶん冷静でしたよね。

今回、「彫刻や天井画のことしか頭に無い」という感じの
ミケランジェロを見て、「そうか、フリオはミケランジェロの
子孫だったんだな!」と納得がいきました。(←違うって…)

「ミケランジェロ」ではホントに衣装がごてごてして、ヘンでした。
なぜ、あんな貴族か成金かわかんないようなキラキラの服を
ミケランジェロが着る必要があるのでしょう。
仕事着をひっかけて、頭をがしがし掻きながら、天井画について
法王とやりあうミケはすごくカッコ良かったです。もちろん
初めから終わりまで仕事着を着ているわけにはいきませんが、
ここぞという時の正装は、あの時代の一般人の普通の服装で
充分だったんじゃないでしょうか。

この舞台は、登場人物の衣装が身分や職業できっちり決まって
いるので、ワキ役でも、プログラムで生徒の名前を簡単に探し
だせそう!と思いました。
でも、いざ見たら役名がほとんどファーストネームだったので、
全然役に立ちませんでした。(わざとやってんのか?)
まったく、毎回毎回、よくもこう「脚本さえ載っていれば…」と
悔しがらせてくれますね、歌劇団は。

匠ひびきは、ミケの友人という設定(史実だそうですが)なのに
ホントにミケとからまないですね。
だったら、無理に友人であることを強調しなくてもよかったんじゃ
ないでしょうか? だって、観客は当然、からむシーンがあると
期待してしまいますから。
序盤では説明セリフをたくさん言わされてましたが、よく
聞き取れなかったのは意外でした。バウの「トム・ジョーンズ」
での匠は、膨大なセリフがちゃんと聞き取れていたのに。
(とにかく脚本がないので、ここでの匠による人物紹介がしっかり
頭に入らないと、あとがキツイ)
匠の相手役は大劇場では彩乃かなみでしたが、どういうわけか、
彩乃のセリフもキャンキャンしてました。
とくに匠が死ぬシーンが一番うるさかった…
それにしても、このシーンはちょっとあんまりだと思いました。
どうして匠は、死ぬ時に恋人の前から姿を消すのでしょう?
恋人が「怖い、側にいて!」と叫んでいるのに置き去りにして…
このあと、彼女はどうなってしまうのでしょう?
谷センセの脚本って、人が死ぬシーンにいつもこういう後味の
悪さが、意味も無く付いてくるのでキライです。

盗賊の樹里咲穂は、どんな衣装でも軽々と動いてみせてくれる
ので、気持ちがいいですね。
でも、メンドリーニは変装はヘタだったようですね…

この作品、彫刻家が石材を調達する時はどうやるのか、とか、
天井画はどんなふうに描くのか、とか、そういったことがわかって
面白かったです。(そういうの、好きなんです♪)
最後に全員で、銀橋のタモさんを見送るシーンも感動でした。


「VIVA!」も良かったです。
衣装や装置がスッキリしていた印象があります。
実は、プロローグの色の洪水に度肝を抜かれて、一瞬
帰ろうかと思ってしまったのですが、あとが上品なのでホッと
しました。(ショック療法だったのか?)
私は、羽の付いた衣装がたくさん出てくるショーがちょっと苦手
なんですが、この作品はスーツ姿が多くていい感じでした。
え? 極楽鳥の場面? 熱帯の鳥は好きだから大丈夫なんです。
(熱帯の鳥だと、ダンス場面が激しいから好き。フワフワした
羽だと、行ったり来たりするばっかりであんまり踊ってくれない
ので物足りない)

ケチをつけるとしたら、「レッドバイオリン」の場面の
バイオリンがヒョウタンに見えたことぐらいかな。
あれは、普通のバイオリンを使えばそれで良かったと
思います。

あと、個人的なこだわりなんですが、フェニックスの場面。
三木センセは座談会で「渡り鳥」とおっしゃっていたから
ここにジプシーが登場するのはわかります。
でも、なぜ彼らが武器を持っているのでしょう?
宝塚のショーには、よくパルチザンやレジスタンスやゲリラが
登場しますよね。
でも、ジプシーは祖国を捨てた人々だから、「大義のために
武器を取って立ち上がる」という行動をとることはあり得ません。
間違ったイメージを観客に与えることになります。
こういう題材を扱う時は、もう少し慎重にやってもらいたい
です。
場面そのものは、衣装も振付も大好きなんですけどね。

(うーん、どうも私は、舞台での小道具の使い方に文句を
つけるのが趣味のようです)

ふぶき
  Date: 2001-10-07 (Sun)

私にとっては3年ぶりの花組で下級生の方はほとんどわからなくなっていましたが、それでも頑張ってみてまいりました。
「ミケランジェロ」はラストシーンだけがいいんですよね。ここでのコンテッシーナの台詞「あなたは人間が好きなのね」とミケの台詞「なぜ人は死ぬんだ!」この二つをテーマにしてストーリー作りをすればもっとまとまったのではないかと思います。あるいはコンテッシーナの姉、ルイーザとのエピソードを軸に「ピエタ」が出来るまでとかね。人の一生を描く場合、だらだらと年月を重ねていくとただのルポルタージュになってしまいます。どこに山場を置くのかきちんとした骨組を作るのが大切では?谷先生。
ミケの愛華はあのごてごてしたコスチュームが似合わず小柄に見えました。
大鳥れいのコンテッシーナは可もなく不可もなく。ただ声の出し方が「バッカス・・」の月影瞳みたいで聞きづらかったですが。匠ひびきは出番が少なすぎですし、ミケとどういう関係なのかまったく語られないまま死んでいくので意味のない存在でした。その相手役の舞風りらはきゃんきゃんしすぎ。
樹里咲穂のメンドリーニはああ演じるしかなかっただろうなあの出来。しかし、コスチュームの立ち居振舞いが立派で、ここは花組全体がお勉強して欲しいところ。春野寿美礼のラファエロはかつらがちょっと・・・でもいかにも女性にもてそうな役。ソロが素晴らしく上手でした。瀬奈じゅんはそれなり。もうそろそろ春野と離さないとダメでは?遠野あるかはとっても綺麗ですし歌も
上手。春野の相手役としてみた場合、ぴったりでした。将来大物になりそう。
「VIVA」はさよなら公演と意識しないで見ればそれなりにみれます。ただ、ショーの「色」がばらばらなので見る側からすれば散漫にみえます。
秀逸だったのは春野・遠野・瀬奈のシーンで、ここは将来の花を背負って立つ
3人のお披露目のように見えました。匠ひびきは樹里と楓を従えて踊るシーンがよかったです。鳥をモチーフにしたダンスは「パッションブルー」そっくりでそうなると当時の星組の群舞の方が迫力があったしまとまりもありました。組子の人数が減っているのですから、昔と同じような場面作りには無理があるかも。
愛華みれについては、とりたててファンではありませんでしたが、今回のような自己主張の強い役より、もっとほわっと回りを包み込む役の方がよかったかもしれません。「失われた楽園」の小説家。あれが一番の出来だったと思う私は古い?

JIMMY
  Date: 2001-09-01 (Sat)

テスト

JIMMY
  Date: 2001-09-01 (Sat)

前掲示板からの転載です。

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【3】花組大劇場公演/7月8日・14日 �JIMMY �- 01/7/21(土) 0:07 -
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花組大劇場公演「ミケランジェロ/VIVA!」を観てきました。

「ミケランジェロ」

あまり期待していなかったのですが、思ったより良かったです。取ってつけたような泣かせの場面も・・ないとは言わないけれど控えめ(^_^;)。それよりも、主人公が、良く谷先生作品に見られる英雄然とした面白味のない人物でなく、人間味ある人物だったのが何よりでした。
ダヴィデ像、ピエタ像、天井画等のセットが立派なのも見ものですね。

ミケランジェロ役が、愛華みれの持ち味に合っていました。姿は、黒髪ですが「スパルタカス」のジュリアス・シーザーを思い出します。華やかな衣装よりも、システィーナ礼拝堂の場面の茶色の作業服の方が美しさが際立っていましたね。
しかし全体的にもキレイで、久しぶりにオペラグラスでじっくり見つめてしまう主役振りでした。

純粋に良い作品を創る為に、遮二無二がんばっている姿が良く、カッラーラの場面で大理石を先頭に立って運んでいる姿など、体育会系クラブ主将タイプの愛華そのもの(^_^;)。
ローマ法王役の汝鳥伶とのやりとりが面白く、夢中で下絵を広げたり、プリプリ怒っているのも可愛い。この二人の場面はこれから見所になっていきそうです。

物語に不自然な所が今回もあるので、やはり好きにはなれないのですが、「望郷は海を越えて」の蔵人(湖月わたる)に引き続き、生徒の持ち味を心得た当たり役を時々作ってみせてくれる点で、谷先生はあなどれないのかもしれないと思いました(^_^;)。
作品では「ルートヴィヒ2世」の方が好きですが、愛華で言えば、私はミケランジェロ役の方が無理なく合っていて好きだな、と思います。

コンテッシーナの大鳥れい。冒頭のメディチ家の場面で、台詞の上手いのが登場人物の中で際立っています。
ただ、ミケランジェロに愛されていないのをわきまえた上で、明るく強く生きている大人の女性として、常に登場しているので、ミケランジェロを慕って同じように無理をして体を悪くして死に到ってしまう・・という流れには違和感がありました。
結局思いを押しつけていて、ミケランジェロの負担になっているように見えるんですよね。脚本のせいですけれど。
システィーナ礼拝堂の場面でコンテッシーナの病を知らされたミケランジェロは結局会いに行かなかったのでしょうか・・謎です・・(笑)。

もう一人のヒロイン的役柄だった渚あき。可憐なお嬢様振りはさすがです。
星組でのトップ娘役就任が決まっての扱いの違いだと思いますが、主役級の娘役が二人いるというのは、物語の上でも盛り上がって良いですね~。
またそういう演出になった時、しっかり対応できる実力があるのが嬉しいです。

ジュリアーノの匠。冒頭のダンスは「復活おめでとうの舞い」ですね(^_^;)。「才能のないものは口先三寸で・・」と明るく振る舞い、良くしゃべる男の役なのですが、口がまわっていなくてちょっと辛い(^_^;)。上手くいけば「バッカスと呼ばれた男」のミッシェル(香寿たつき)みたいな役になっていたと思うのですが・・(キャラクター重なってますよね~)。
匠なら、「口下手だけれど絵は上手い」役の方が似合うと思います(^_^;)。銀橋の歌は明るさがあって良いですね。

クラリーチェ(彩乃かなみ)とのナンバー。キスしようとしてかわされる所がお気に入りです(^_^;)。しかし、死に方は非常~に気に入らないです(^_^;)。クラリーチェに看取られて死ぬか、気付かれないようにするのがジュリアーノ君の人柄なら、クラリーチェが戻ってくる前に舞台の中央で死んで欲しかったです。中途半端すぎて可哀想~。
あと血が吐けないのも衣装が汚せないからだと思うのですが、どうにかならなかったのかな~、と思います。「ESP!」で真琴つばさがしていたように、口紅を口のまわりににじませるだけでも良いではないですか。やれば全然違うと思うのですが。
クラリーチェに戦争に対する恐怖心が植え付けられている、という設定も、出番の少なさを考えると唐突で、余分だと思います。

メンドリーニの樹里咲穂は、最初のソロから気持ちの良い上手さ。こういう人が「出てくれてありがとうな専科さん」だと思います(^_^;)。
春野寿美礼も歌が良い。少し物足りない所はありますが、美しいラファエロ役が似合っていました。
ラファエロはまだしも、ダ・ヴィンチ(矢吹翔)は、有名人だけに、あんな人物に書いてしまっても良いのだろうかと心配になります(^_^;)。
蘭寿とむが良い役で、純朴な青年が合っていました。

「VIVA!」

プロローグの派手な衣装とノリの良さ。「Asian Sunrise」のオープニングと似ていると思ったのは私だけ?
派手な色づかいだけれどキレイです。中央の白の衣装に金髪の鬘の愛華が、王子様に見えますね。

ハバナダンディが、一目で気に入った大好きな場面です!・・メインでも何でもないのですが(^_^;)。
久々に気持ちよくキザる匠がかっこ良い~。白のスーツに衿の大きく開いた青のシャツ、ピッチリ整えたリーゼント姿がたまりません。
極楽鳥のメンバーにはビックリですが、町風佳奈はスタイルの良い人なので、サヨナラにこの配役は納得です。続いて女役の彩吹真央、花央レミ、愛音羽麗が登場。極楽鳥が終わったと思ったら、次はこう来るか~? って感じで、モンスターを倒したばかりのスーパーマリオにまた新たなモンスターが登場したかのような演出(→考えすぎ)がツボです(^_^;)。「がんばれ匠! 負けるな匠!」と心秘かに応援しております。

ハリウッドの場面は有名人の役名がプログラムには書いてありますが、あまり関係なさそう・・。
白エンビの場面で登場の春野、歌がますます上手くなっていますね。
樹里と組んでいるのが誰かな、と思ってプログラムを見たら、舞城のどか。若手ながら大人っぽい容姿の人で、これから活躍するのかな、と思います。
しかしいつも思うのですが、男役のスターさんが娘役を肩に乗せるのは負担が大き過ぎるのではないでしょうか。肩や腰を痛めそうで心配です。

黒エンビは愛華中心に、夏美よう、矢吹、蘭寿、桐生園加という、分かるような分からないような(笑)濃いメンバー。桐生は顔の怒り具合が音羽椋を思い出させます(誰も同意してくれないけれど)。
男役同士の黒エンビのデュエットは、滅多にないおいしい場面なのに、愛華にそういう色気がないのが惜しい(^_^;)。匠はこういう大得意分野でだけは、愛華を完璧にリードしていますね。

ミュージックメーカーの場面は、シンプルなスーツ姿とセットでダンスのみの勝負。見ていてスカッとする場面です。

愛華は続くフェニックスが良かったです。一回目の観劇の時は、猟師の役だと思っていましたが(^_^;)。衣装が良く似合っていました。

ショーでは瀬奈じゅんの抜擢が目立ちました。もともと容姿が良くて好きな男役さんなのですが、「マノン」以降、時流に反しているかなと思いつつ、まだまだだな、と、今回も思ってしまいました(^_^;)。張り切っているのが目に見えるのは良いですね。

愛華の最後の衣装はやはり白。大きな羽。センターパーツの金髪が愛らしく、キレイだなぁ~、と本来の売り所で感心できて良かったです。

話題作ではないですし、観客動員数は前後の公演程にはならないと思いますが、愛華のサヨナラにふさわしいオリジナル作品を作ってもらえて、愛華は恵まれていると思いました。
愛華にとっても、ファンにとっても、満足いく公演なのではないでしょうか。


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【8】花組公演見納めてきました。 �JIMMY �- 01/7/29(日) 23:28 -
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今日たもさん(愛華みれ)見納めてきました。

7/14から約2週間振りだったのですが、「どうしちゃったの?!」って位、たもさんの演技が変わっていましたね。
最初のせり上がりから、不適な感じで、すごく斜に構えて出てくるんです。全体にもおっちゃん度が増したというか(笑)、モサモサした感じが強くなっていて。
台詞の言い方も正統でなく、個性が強くなっていました。
あまり良い声が出る人ではないので辛い所もありますが、役柄を考えると良かったと思います~。

法王様の汝鳥伶が休演で。夏美ようが代役でした。
公式HPでこの情報を聞いて、「お願い! 私が観る日まで休んでいて!」と思ってしまった不届きなファンです(^_^;)。
登場の時からダンディでかっこ良い法王様でしたよ~。でも、役柄は、汝鳥さん同様愛嬌のある役になっていて、「い~つ完成するんだぁ~」なんて、声をひっくり返して言っていたりして、上手かったけれど、はっちさん(夏美)じゃない~、みたいな(笑)。やっぱり汝鳥さんの方が似合っているな~、と思ったりしました。
でも、今回本役の方は役不足で不満だったので、観られて嬉しかったです(*^。^*)。

ショーはもう、ハバナダンディ(匠ひびき)さえ観られればOKって感じです。私は。最高だわ~(^_^;)。
フェニックスの場面のたもさんの髪型が変わっていましたね。
金髪の地毛になっていて、すっきりしてそれもキレイでした。

最後にして、本当にキレイだと思えて、良かったです~。

あと、マーガレットさんの新人公演評に出たメンドリーニを刑場に引き連れていく役の人(^_^;)。
今日本公演観たら、引き連れていく中の黒い服を着た上官役を麻園みきがしていたので、その役の人の事だとすると、音瀬朱夏のようです。どうでしょう?

あと、ニッコロ君(蘭寿とむ)。石をひっぱっている場面で、「ここからは我々にお任せ下さい!」の後、たもさんに「じゃ、ニッコロ先生だな。がんばれニッコロ先生!」みたいなアドリブ言われて(笑)、声ひっくり返して動揺していました(^_^;)。
やっぱりからかわれ易いキャラなんだわ~。可愛いかも~。


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【9】Re(1):花組公演見納めてきました。 �マーガレット �- 01/8/1(水) 3:10 -
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JIMMY様

新公でメンドリーニを刑場に引き連れていく役の人の件、ありがとうございます(^_^;)。
音瀬朱夏ですね、さっそく乙女で確認してみます。

私もチャーリーのハバナダンディの場面お気に入りです。
今回芝居ではダメダメと思った(すいませんm(_ _)m)チャーリーですが、この場面で白いスーツに青いシャツで右袖から踊りながら登場するチャリーには思わず「カッコイー、やっぱチャー様はこれでなくちゃ」と思いました。
ショーでは、樹里さんと一緒に踊る場面の二人のダンスの違いがとても、面白かったです。ターンは樹里さんが早めにクルっと回るのですが、チャーリーはある程度ためて、丁度拍子に合うように正面を向くんですよね。
チャーリー、楓、樹里が踊るシーン、別々の組で育った3人なので踊り方の基盤が違って揃ってないと言う人もいますが、私は3人の個性が出ていてとても楽しい場面だったなーと思いました。

マーガレット
  Date: 2001-09-01 (Sat)

前掲示板からの転載です。

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【6】花組「ミケランジェロ」新公 �マーガレット �- 01/7/27(金) 23:22 -
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花組「ミケランジェロ」新人公演(2001.7.24)

花組新人公演を見るのは初めてですが、以前から研16とも研30とも言われている(^_^;)蘭寿とむが満を持しての新公主役ということで、楽しみに観劇しました。
意外だったのはラントム君思ったよりオヤジじゃないということ(笑)。青年でした(オイオイ(^_^;))。前日に本公演を見ましたが、ミケランジェロという役は本役さんより骨太な点が合っているような気がします。
最初はさすがに緊張していて、歌の声もあまり良く出ていず、ラントム君てこんなにへただったかい?という感じでしたが、だんだん役に入って来て、最後の銀橋に出る所は華やかさが出てました。もっと出来上がったタイプの生徒さんかと思っていたのですが、意外に粗削りで、これからまだまだ成長の余地が沢山ありそうなところが結構ツボで、なんか応援したくなってしまうタイプですねー。
線の太い男役に成長して欲しいと思います。

沢木くるみは綺麗でしたが、この人のセリフまわしがコスチュームものにしては現代っぽ過ぎるかなーと感じました。

愛音羽麗はその甘く美しいマスクがなかなか貴重。しかし歌はそこそこ(^_^;)。もう少し哀愁も漂わせなくてはいけない役だと思うのですが、その甘いマスクが邪魔をして哀愁が入り込む隙が無かったようです(^_^;)。でもそれはそれでイーかなーと思わせる可愛らしさでした。

盗賊メンドリーニ役(樹里さんの役)の桐生園加、噂通りオトコちゃんにそっくり、お芝居もなかなかのもの。これは本役さんのの影響か、彼女の芸風かわかりませんが今回の新公の中ではなかなか際立ってました。

花央レミはあまりに可愛いラファエロでしたが、最後の歌はなかなか聴かせました。

ジョバンニ枢機卿役の壮かずほは遠目にも美しかった。本役が夏美さんなのでその爽やかさと濃さの落差が大きかったです(笑)。今後は爽やかさだけでなく、もう少しいわゆる濃い表現と言うのも、身につけて欲しいなと思います。

JIMMYさんも書いていらっしゃるように、宙組の苑みかげ、星組の雪路かほ、花組では悠真倫でしよう。新公越えてますー(^_^;)。ローマ法王上手いです。このお芝居で一番書き込まれていた役だし、本役さんのお手本もすばらしいということもあるでしようが、お見事でした。さらってましたねー。ホントはお得意の歌も聴きたいのですが・・・。

あとの花組の下級生は良く分からないのですが、メンドリーニを刑場に引き連れていく役をやっていた生徒さんが、なかなか綺麗ダナーと思ったのですが、名前を確かめるにも最近のプログラムは脚本がついていないのでセリフで調べられず、なんとも不便です。

ラントム君の頑張りせいか、正直言って新公の方が好印象でした(^_^;)。
しかし、彩吹さんが新公卒業してしまった今、主要メンバーに歌で勝負できる人がいないのは、花組ちょっと辛いかな。エンカレッジにでていた壮かずほは組替えだし、悠真倫は上手くても真ん中線じゃないし・・・。

最後になんと言っても泣かせられたのはラントム君のご挨拶。
あの図体と老成した様子に似合わずとても、可愛らしく、面白い挨拶を泣きながらクドクドとしてくれました(^_^;)。人柄の伝わってくるご挨拶で、微笑ましかったです。
先日の東宝劇場で見た宙組新公の月船さらら(ラントム君と同期ですよね?)とは対照的な挨拶で興味深かったです。サラランのは、あの可愛らしい容姿から想像つかない、自信たっぷりな、余裕しゃくしゃくの挨拶でしたから・・・。

彩乃かなみ、ふづき美世が見当たらないなーと最後まで確認できなかったのですが、アンジェロだったんですね。次回からは、配役表をヨーク見てから観劇するよう心がけます(^_^;)。

意外や意外、可愛らしいラントム君が見られたというのが私的に大きな収穫の花組新公でした。


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【7】Re(1):花組「ミケランジェロ」新公 �JIMMY �- 01/7/28(土) 23:19 -
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▼マーガレットさん:
書き込みありがとうございました!

らんとむ君(蘭寿とむ)おやじじゃなかったですよね。可愛かったですよね! あ~良かった(笑)。
最初は緊張していたのかな? あんまり緊張とか、動揺とか、見えない人なんですよね。内心、していたのかもしれないですね(^_^;)。
そうそう、ラストの笑顔は良かったですね~。

>桐生園加、噂通りオトコちゃんにそっくり

噂って、私だけではなかったんですか(笑)? 似てますよね。良かった(^_^;)。

>あとの花組の下級生は良く分からないのですが、メンドリーニを刑場に引き連れていく役をやっていた生徒さんが、なかなか綺麗ダナーと思ったのですが、名前を確かめるにも最近のプログラムは脚本がついていないのでセリフで調べられず、なんとも不便です。

その役の人、覚えていないです・・(;_;)。今回は、プログラムの役名の所に、本役の名前が書いてなくて。主な配役は分かったけれど、それ以外の人は、本公演のプログラム持っていなかったら分からなかったんですよ! ほんっと不便ですよね!! それぞれの細かい役名なんて、暗記している人いませんよ~。

>最後になんと言っても泣かせられたのはラントム君のご挨拶。
>あの図体と老成した様子に似合わずとても、可愛らしく、面白い挨拶を泣きながらクドクドとしてくれました(^_^;)。人柄の伝わってくるご挨拶で、微笑ましかったです。
>先日の東宝劇場で見た宙組新公の月船さらら(ラントム君と同期ですよね?)とは対照的な挨拶で興味深かったです。サラランのは、あの可愛らしい容姿から想像つかない、自信たっぷりな、余裕しゃくしゃくの挨拶でしたから・・・。

さららん(月船)の挨拶は大劇場の時もしっかりしてましたよ~。
たぶん、人柄もあると思うのですが、さららんは挨拶に私情入れている心の余裕がなかったんですよ。覚えてきた事をしっかり言うのに精一杯で(^_^;)。

まやちゃん(久遠麻耶)の新公の時も、1,2回目の時はしっかり挨拶していたのに、ラストの新公はふにーってなっちゃってて(笑)。ちょっと自分を出す余裕が出たんだろうな、って思ったんですけれど。

でも、挨拶をしっかりキメたいか、どうなっても(笑)思いのまま話したいか、っていうのは、やっぱり人柄かもしれないですね(^_^;)。
用意せずに、終わった直後に挨拶するのって、勇気いると思うんですよ~。しかも、今はビデオ発売されるし(笑)。
やっぱり余裕のない人は、直後にアドリブで挨拶はできないんじゃないかなぁ。・・って、挨拶でどこまで分析するねん、って感じですよね(笑)。


JIMMY
  Date: 2001-09-01 (Sat)

前掲示板からの転載です。

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【5】花組新人公演・7/24 �JIMMY �- 01/7/26(木) 7:20 -
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花組新人公演「ミケランジェロ」を観てきました!

ミケランジェロは初主演の蘭寿とむ。「どうでしたか?」と聞かれたら、私ならまず「可愛かった~」と、答えます。蘭寿を知っている方なら意外ですよね(^_^;)。

花組上級生から「研20」等と言われたりしている大人っぽい容姿の持ち主。音楽学校を首席で卒業した実力派でもあり、もっと小癪にきっちりこなしてしまうのかと予想していたのですが、意外とまだまだ若さが覗く主役振り。でも私には好感度が上がって良かったです。

「自分の舞台に対する情熱をそのままぶつけた役作りを・・」と、後の本人の挨拶でも言っていましたが、登場のセリ上がりからの場面は、まだまだ押しが弱いです。歌も第一声から愛華みれよりは良い声が聞こえてきましたが(^_^;)、上手いという程でもなかったのが意外でした。
続く銀橋ソロも、若さで力一杯押してくる、というよりは、ほんわかムード。ちょっと朝香じゅんを思い出すような、包容力を感じました。持ち味でしょうね。
黒髪からのぞく目がきょとんとしていて、「置いてけぼりのこぐま君」みたいなのが可愛らしくもありました(^_^;)。

良かったのは「私は神のごときミケランジェロ!」等に代表される決め台詞の強さ。そして、後半作品制作に入ってからの芸術家の部分。

愛華に合っていると思ったミケランジェロ役ですが、やはり愛華は線が細く、ムードが優しいんですね。コスチュームが良く似合い、美しいのは愛華が上ですが、芸術にのめり込む力の強さ、不器用な男らしさは断然蘭寿の方が上だと思いました。「この情熱をどこにぶつければ良いんだ!」という台詞がかっこ良かったです。
「天地創造だ!」から法王(悠真倫)とのやりとり、天井画を眺めながらの生命感に関するやりとりなど、悠真が上手い事もあって説得力があり、こんな話をしていたのか・・と初めて気付く所も多かったです。

コンテッシーナ(沢樹くるみ)との恋愛は、本公演から不満のある所で、実力派の二人だけに、新たな解釈での冒険を期待していたのですが、本公演を越える演技も演出(大野拓史)もなかったのが残念でした。期待が大きすぎるとは思うのですが。
「こぐま君」の目が心のとまどいを見せて、純粋で可愛かっただけに、もう一歩よろめいて(言い方古くてすみません^_^;)欲しかった。
ラブシーンが観たくなるタイプの、男らしい男役さんですね。

沢樹は上記の通り、芝居の良い人だけに、本公演以上の気持ち良い解釈or演技を期待していたのですが、それ程の違いがなかったのが残念。そうなると、見た目は大鳥れいの方が美しいですし、台詞の声が良いですが、大鳥も良いですし、これといった所がなかったのが辛かったです。

悠真は法王も安心できる上手さでしたが、酒場の場面のフィリポ役を、酔っぱらいに作っていたのが上手くて釘付け(笑)。前回のワーグナー役といい、新公で抜群に目立つ点では、宙組の苑みかげと良い勝負です。

ジュリアーノの愛音羽麗。台詞が上手いのが一番。匠よりずっと自然です(^_^;)。キレイな男役さんで、押しが弱いですが、役には良く合っていると思いました。歌はまずまず。
冒頭のダンス場面、クラリーチェ(舞名里音)とのラブシーンでのかっこ良さは段違いですね。
舞名は台詞の声がまだまだ。成長を待ちたいです。

メンドリーニの桐生園加。最初のソロから押しが強くて動きが良く、インパクトがありました。顔が大きいのが惜しいですが(^_^;)、なかなかかっこ良いです。本公演評で音羽椋に似ていると書いたのですが、遠くはないではないかと思いました。
芝居の表情が豊かで、生き生きとしていて、ファンなのであまり書きたくはないけれど(^_^;)、汐美真帆に似ていると思った人もいるのではないかと思いました。
歌や台詞の声が細いので、それが克服できれば面白い男役になりそうです。

ルイーザの彩風蘭。エンカレッジ・コンサートで実証済みの歌も良く、本役とそっくりの演技ではありましたが、美しく可憐な感じが出ていて良かったです。

ラファエロの花央レミ。歌は春野寿美礼より弱いですが、台詞にただ穏やかなだけでない力があったのが流石でした。見た目も幼いですが美しく、これで最後なのが残念です。

弟子アスカニオの未涼亜希、アントニオの嶺輝あやとはどちらもまずまずキレイ。未涼が貴族っぽく、嶺輝が朴訥とした個性の違いを出していたのが面白かったです。ひざまずき方が違ったのですが、本役もそうでしたっけ?

ニッコロの華形ひかるは可愛らしく、華やかな舞台姿。蘭寿と比べると、石切にしては力が弱そうだけれど(笑)。
マリオラの美森さやかは、見た目は若い母親でしたが、台詞が上手くて感心しました。

組替えの壮一帆はジョバンニ枢機卿。美しく台詞の声も良く、優しそうな雰囲気が出ていました。役柄を考えるともう少し嫌味な所があっても良いと思いますが。
他の場面では群衆役で出ていましたが、後ろにいても容姿が目立ちますね。
ミケランジェロと兄弟のように育ってきたというエピソードが、同期の蘭寿との最後の新公だという事に重なり、ラストの台詞には本公演にない感慨がありました。

彩乃かなみの華やかさ、仙堂花歩の歌声の強さ、ふづき美世も加わり、アンジェロは本公演以上の豪華さでした(^_^;)。カテリーナの舞風はまずまず。もっと良い役で見たかったです。
ヴィットリアの桜一花は可愛らしく、台詞も悪くないですが、声に特徴があるかな?

終演後の長の挨拶は舞風。いよいよ長の学年になったんだな~、と感慨深かったです。
主演の蘭寿はとつとつと、それでも結構長く話していたのが面白かったです(^_^;)。優等生には違いないですが、頼もしそうな見た目よりも、人柄はホワーンとしていて、上級生にからかわれながら、可愛がられるタイプなのだろうな、と思ったりしました。


  Date: 2001-09-01 (Sat)

前掲示板からの転載です。

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【1】7月8日「ミケランジェロ/VIVA」公演評 �都 �- 01/7/10(火) 1:50 -
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JIMMYさん、皆様、こんばんは。都です。

7月7日(土)の月組エンカレッジコンサートに引き続き、翌8日に、花組大劇場公演「ミケランジェロ/VIVA!」を観てきました。・・・まみさん(真琴つばさ)を見送ったばかりというのに、ムラニ通いつめて、私は何をやっているんでしょう(笑)。ダメージがない、といえばウソになりますが、6列どセンターというとてもよいお席を譲っていただくことができましたし、早めに大劇場行った方が傷の治りも早いかな~なんて思いながら行って来ました。

まみさんに続いてタモさん(愛華みれ)のサヨナラ公演となったこの公演、「ソナタ/ESP!」が東京を経てきて後半戦だったのに対し、こちらは初日の幕が開いたばかり、これから東京へ、サヨナラへと持っていくもので、演じる側も観る側も“まずは様子見”という感じがしました。

お芝居を見終わってからの、大まかな感想は「タモさんにはなかなか合った役ではないか」「トップコンビ2人の恋愛は稀薄だった」「下級生まで役があっていいな」というところでしょうか。

ミケランジェロ役のタモさんはとても美しく、サヨナラを控えた人の輝きがありました。まみさんに続いてそういう輝きばかりを目にするというのは贅沢なことです。役柄も、ルーと同様、自分の信念にこだわり続けた人物ではあっても、より周囲の人々に訴えかけて行こうとする性格は、ルーよりもタモさんに合っていたように思います。ローマ法王の汝鳥伶との掛け合いで、皮肉っぽくかつ、拗ねたように顔をゆがめるところが、トップスターなのに可愛らしくて大好きです。

サヨナラではあっても、トップ娘役のみどりちゃん(大鳥れい)演じるコンテッシーナとのからみは思った以上に少なかった。よりヒロインらしいのは、あきちゃん(渚あき)のルイーザだったような気さえします。なんていうか、コンテッシーナには妙な存在感があるんです。主人公に寄り添う、というよりは、主人公に対峙する人物像に感じとれてしまいました。まぁ、そういうやり方もあり、かな?

次期トップとなるチャーリー(匠ひびき)のジュリアーノは、結局、ミケランジェロとどういう関わりがあったのでしょう?ジュリアーノの方は、ミケランジェロへの淡い嫉妬などがあったようですが・・・。チャーリー自身は踊れていたし、歌えていたし、難しいところですが、無難にこなした、というところでしょうか。

新専科からのじゅりちゃん(樹里咲穂)の演じる盗賊・メンドリーニの方が、短い時間の登場ながら、ミケランジェロと相互に影響を与え合う、人間ドラマが感じられました。じゅりちゃん、上手いですね~。私はじゅりちゃんを舞台で観るのは初めてだったのですが、好感度上がりました。

おさ(春野寿美礼)&あさ(瀬奈じゅん)はなんかまだ役がはっきりしないような・・・観る方にも責任あるんですが(主役追うのが先決なので)役柄の輪郭が見えてこなかったです。今度観たら大分変わってくると期待しています。余談ですが、おさちゃん、素顔は「???」と思っていたのですが(すいません!)お化粧して舞台に立つと、通った鼻筋がすっと美しく映えますね~。これはうなってしまいました。77期って化け上手が多いですね。

あと、目に付いたところでは、ゆみこちゃん(彩吹真央)、らんとむくん(蘭寿とむ)辺りはしっかりセリフ付の役柄をもらっていて、他にも下級生まで役名のある役が当たっていて・・・いいな、花組、って思ってしまいました。これが花組の個性、ひいてはタモさんの個性かな?月組がトップの強烈な個性で、二等辺三角形のような舞台を作り上げているのに対し、花組は台形・・・の上がちょこっと飛び出してるような。

ストーリィは「ソナタ」のような単純明快なものではなく、あの時代の背景や人間関係が複雑で、それを説明するだけでかなりの苦労があったように思います。だから、最初の方は、ドラマには全くなっておらず、ひたすら「説明」をしているようで、ちょっと退屈でした。役者たちもまだまだ役がこなれていなくて、役者同士のパズルがうまくかみ合ってない。でもさすがに軸となる主役のタモさんは、きちんと作れていたと思うから、チャーリー以下、これから演じ込んでいくに従って、もっとはまり合ってくれると思います。

がっかりしたのは、ひとつがルクレツィアが美しくなかったこと!あのルクレツィアが~!?と目を疑ってしまいました。ゆうこちゃん(風花舞)連れてこいとは言いませんが、ドレスの着こなしといい、セリフ回しといい、もちょっと配慮して欲しいです。
それと・・・かなみちゃん(彩乃かなみ)が太ってしまっていたのは驚きました。横顔が美しくない~!役作りも顔をゆがめて相手役の名前を叫ぶ・・・というところばかりが目立って、役作り、「マノン」とどう違うの~と思ってしまった。もうすぐ二度目のバウヒロインですし、この役は彼女は今公演のみとなるのですから、もうちょっと工夫して欲しいものだと思いました。

お芝居のラストは、全員が舞台上に揃って、銀橋から下手花道へと消えていくタモさんを見送るというもの。ここはしっかりサヨナラ仕様になっていて、改めて、このお芝居&ショーのみで(まみさんはドラマシティがあったから)タモさんが宝塚を去るのだな、と思い出しました。


「VIVA!」も、タモさんを中心にしながら、花組生が一丸となって華やかなショーを繰り広げてくれました。「ESP!」とはまた全然別の、トップスターの立て方、アプローチの仕方、ですね。これは好みと個性なので、どちらがいいとは言えないです。私は、好き嫌いを超えて「ESP!」になじんで締まったので(笑)「VIVA!」は物足りなかったかな?でも悪くないです。

オープニングのお衣装(タモさん以外)には目を見開いてしまいました。レインボーカラーの体にぴったりしたつなぎ・・・。目が痛い(笑)し、ある意味むごい衣装です。色に目が慣れてくると、体の線がはっきりわかってしまう。
総踊りでめいっぱい盛り上げたあとに、急におさ&あさ&かなみのちょっと耽美な場面。ファンにはたまらないでしょうね。でも急にこの場面が出てくるのはちょっと違和感あった。できればもう少しあと、気分が盛り上がってきたところで出してくれればもっと酔えたのに、と思います。余談ですがここでの音楽のアレンジはシンフォニーのロックアレンジでなかなか良かった。「月バウの音楽もこんな風になるのよね、きっと」とあらぬ想像をしていたのは、ケロファンのわたくしです(笑)。

最近の宝塚は、男役さんの女装がトレンドなのでしょうか。若手男役たちの女装は、「ESP!」のスパニッシュの女たちとは違った迫力と怪しさがありました。まぁ彼女たちより若かったからできる振り付け&衣装だったように思います(笑)。
それから黒エンビの男役たちのハスラーのダンス。ここは「イカロス」のダンスの方が小粋で私は好きですが、大劇場サイズのとなるとこの位の迫力があった方がいいのかな?その後、男役同士が組むところがあるのですが、夏美組長と蘭とむくん組ませるのはやめて~(笑)。

・・・あー、だんだん忘れてきてる・・・すみません。あと思い出せるところだけ書きます。

その後のハリウッドのところ、じゅりちゃんが娘役を肩に乗せて歩いて登場したように見えたのですが・・・?華奢なイメージの人だっただけに驚きました。

ロケット、普段私はロケットはあまり興味がない人なんですが、今回は良かった!ロケットとは思えない人数の絞り込みと激しい振り付けで、リズム取りながら見入ってしまいました。たまにはこういうのもいいですね。

そしてフィナーレに続いていくのですが、それまでの場面場面で、トップ、次期トップ、新専科、若手有望株・・・が場の中心を任される構成になっているのにも関わらず、場面が進むにつれ、だんだんと周囲の群舞のパワーに負けたのか、芯となる人物が、目立たなくなってくるような気がしました。そして全員の総踊りになると、とたんに舞台全体からものすごいエネルギーが出てくる。「ああ、花組だなぁ」と思って見ていました。
トップが変わるとどうなるかわかりませんが、花組で芯を勤める方々は、周囲に負けないエネルギーを出していって欲しいと思います。

階段降り、チャーリー、みどりちゃん、タモさんの羽根、なんだか滅茶苦茶大きくなかったですか?組子全員羽根背負ってたし・・・もしかしてやっぱり冠がつくと違うのかな?

以上、一回観ただけなので、思い違いや忘れてしまったところが多いですが、とりあえず、初見の感想、書いてみました。・・・どうしても、月組公演との比較になってしまったのが申し訳ないです。また観るつもりなので、それで印象の変わったところ、新たな見所など出てきたら、追加で書かせていただきます。


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【2】7月14日の観劇感想(追加) �都 �- 01/7/17(火) 1:44 -
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8日に引き続いて、14日も花組公演観てきました(・・・なんでや!?行くたびにまみさんいなくて寂しさをひしひしと感じるのに・・・)。

お芝居の方は、当然ですが2度目の方がお話にすっと入り込めました。ますますミケランジェロvs法王の掛け合いが面白くて、笑っておりました。
やはりタモさんがいいですね。“芸術は爆発だ!”のヘンなおやじぶりが可愛く、徹底していてそのまま行け行け!の心境です。
チャーリーの役柄はやっぱりよくわからない。彼がいることで、ミケランジェロの存在が際だつかと言えばそうでもないし。チャーリー自身は頑張っていたように思いますが。

ショーも流れがつかめて楽しくなってきました。
ショーでは私はじゅりちゃんがいいです。特にミュージックメーカーのところ。ダンサー3人なのですが、私が一番好きなのはじゅりちゃんのダンス。気持ちのいい踊り方、軽やかでキレが良くて、よく動く、思い通りに動く体を持った人、という感じがします。あと私はああいう3人口で踊るダンスがかなり好きかもしれない。「パッサージュ」のとかね、大好きだった。

それと、前の公演評、やっぱりどっかぼーっとしてたのか、間違ってますね。組長と蘭とむくん、からんでないですね?多分。すみません。


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【4】Re(1):7月8日「ミケランジェロ/VIVA」公演評 �JIMMY �- 01/7/22(日) 23:09 -
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▼都さん:
書き込みありがとうございました!

>お芝居を見終わってからの、大まかな感想は「タモさんにはなかなか合った役ではないか」「トップコンビ2人の恋愛は稀薄だった」「下級生まで役があっていいな」というところでしょうか。

そうですね。同感です。

>余談ですが、おさちゃん、素顔は「???」と思っていたのですが(すいません!)お化粧して舞台に立つと、通った鼻筋がすっと美しく映えますね~。これはうなってしまいました。77期って化け上手が多いですね。

ははは~。そうなのかも。おさちゃん(春野寿美礼)綺麗でしたよね。

>あと、目に付いたところでは、ゆみこちゃん(彩吹真央)、らんとむくん(蘭寿とむ)辺りはしっかりセリフ付の役柄をもらっていて、他にも下級生まで役名のある役が当たっていて・・・いいな、花組、って思ってしまいました。

「ソナタ」が全然だったので、余計ですよね(^_^;)。

>お芝居のラストは、全員が舞台上に揃って、銀橋から下手花道へと消えていくタモさんを見送るというもの。ここはしっかりサヨナラ仕様になっていて、改めて、このお芝居&ショーのみで(まみさんはドラマシティがあったから)タモさんが宝塚を去るのだな、と思い出しました。

そうそう、泣けるんですよ~、あそこで。
今、なぜあそこで皆がミケランジェロを見送るシュツエーションになっていたのか、思い出せないんですけれど(笑)。

>「VIVA!」も、タモさんを中心にしながら、花組生が一丸となって華やかなショーを繰り広げてくれました。「ESP!」とはまた全然別の、トップスターの立て方、アプローチの仕方、ですね。これは好みと個性なので、どちらがいいとは言えないです。私は、好き嫌いを超えて「ESP!」になじんで締まったので(笑)「VIVA!」は物足りなかったかな?でも悪くないです。

私も公演評に「VIVA!」全体の感想は書けなかったのですが、どうかな? 私も「ESP!」が好きだったので・・悪くないって所な気がします。

黒エンビで夏美ようや蘭寿とむが誰と組んでいたかは私も観てなかったです~。素直にセンターを観ていたので(笑)。

>ロケット、普段私はロケットはあまり興味がない人なんですが、今回は良かった!ロケットとは思えない人数の絞り込みと激しい振り付けで、リズム取りながら見入ってしまいました。たまにはこういうのもいいですね。

そうそう! 退団する花央レミちゃんが中心でね。ダンサーを揃えていたのかな。

>そしてフィナーレに続いていくのですが、それまでの場面場面で、トップ、次期トップ、新専科、若手有望株・・・が場の中心を任される構成になっているのにも関わらず、場面が進むにつれ、だんだんと周囲の群舞のパワーに負けたのか、芯となる人物が、目立たなくなってくるような気がしました。そして全員の総踊りになると、とたんに舞台全体からものすごいエネルギーが出てくる。「ああ、花組だなぁ」と思って見ていました。

あぁ~、そうかも。鋭いかも~。

>階段降り、チャーリー、みどりちゃん、タモさんの羽根、なんだか滅茶苦茶大きくなかったですか?組子全員羽根背負ってたし・・・もしかしてやっぱり冠がつくと違うのかな?

違いますね。やはりVISAは~。
ショーよりもミケランジェロの美術品などの装置がすごいと思いましたけれど(^_^;)。
でも、羽の大きさは演出にもよると思います。以前使った羽を集めてくる事もできると思いますし。
チャーリー(匠ひびき)の衣装が「ザ・ビューティーズ!」と同じではないかと母が言うのですが(笑)、それはないだろう~、と思うのですが、どうなんでしょう? 誰か分かります? じゅりさん(樹里咲穂)の衣装も見た事ありますね。


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