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花の業平/サザンクロス・レビュー2

星組/東京宝塚劇場11/16~12/23


  Date: 2002-02-21 (Thu)

中日劇場・星組公演「花の業平/サンクロスレビュー2」観てきました。

まず最初に、見終ったときの感想を。大変申し訳ないのですが、私は、ノル(稔幸)業平の方がよかった。よかったという言い方は正しくない、好きでした。幕が下りた瞬間、溜息が出てしまいました。いろいろな方の感想を読ませていただいて、たーたん(香寿たつき)業平もかなりよいと期待して行ったのですが、私の中ではノル平のイメージが思った以上に固まって残っておりました。

昨年お正月に、TV中継で、また生の舞台で、ノル平を観たときの鮮烈な印象。ノルさんの作品に賭ける想いが
作品の質とも相まって、強く凝縮されたあの1時間半は、かなりのものだったと今さらながらに思います。さらに、私はノル平の最後の姿=大劇場「業平」の千秋楽も観ています。研ぎ澄まされた日本刀のような、美しくきらめくノルさんの最後の業平は、本当に素晴らしかったのです。

もちろん、それには、対峙して存在したたーたん基経の存在なしには有り得なかったでしょう。ゆりちゃん(星奈優里)の存在もあった。とくにノルさんファンというわけではない私が、この壁を乗り越えられなかったとは、我ながら意外でした。


とは言ってもよい作品ですし、観に行ってよかった~と思いますので、改めて感想です。

中日公演に参加した星組生は専科含めて40名。「業平」はそれなりに登場人物も多いですし、モブシーンもある。どうなることかと思いましたが、問題なし。人数の少なさを感じることは全くありませんでした。その分、下級生を中心に、何役もこなしている人が多いようで、舞台裏では戦争のようだったことと推察します。

業平のたーたん。やはり実力のある人だなぁと観ていました。歌も芝居も、和モノとしての所作もきちとそつなくこなしていました。同様に、たーたんの業平は家柄だけではない実力者に見えました。それが、権力争いの中で不遇をかこっていると。その実力者が不遇の中で、出会った深窓の令嬢と相思相愛の恋に落ち、一時、人生の比重を恋に置いたつかの間の出来事がこの物語のように思えました。

ノル平が実力者というよりは、色香を味わいながら人生を楽しむ人物に見えたのとは、かなり異なりました。

高子のあきちゃん(渚あき)。こちらも本当に深窓の令嬢。ゆりちゃん高子が、自分がやりたいようにやるために出奔したのに対し、あきちゃんは業平が好きで好きで、側にいたい、その一心でついていってしまったように思えました。

主役2人の役者が変わることで、「業平」という作品の芯となる、主人公のあり方がガラリと変わってしまうのも面白いなと思いました。どれだけ作品がしっかりしているといえ、主演者の力は大きいものなんですね。

突然、星組のトップコンビとなったお2人でしたが、私は違和感は感じませんでした。もうすっかり馴染んでいますね。

私が、観るのを実は一番楽しみにしていたのは、こうちゃん(汐風幸)の基経。たーたんとはまた違った、冷酷な印象の基経になるだろうと期待していました。幕が開いて直後は、こちらも、たーたん基経のイメージが残っていて、やはり物足りなかった。しかし、後半尻上がりに冷酷さが増し、目に悪役としての険が出て来て、よかったと思いました。

梅若のさえちゃん(彩輝直)は、どうも私が観た回は調子が悪かったようです。なんだか声が割れていました。業平をいさめる場面の掛け合いのセリフに説得力がなくなっていたのが残念。でも、市井の人々と交わって立っていると、姿は艶っぽくて高貴な出だといわれているのがうなずけました。応天門の掛け合いの歌は、こうちゃんとのバランスもよく、なかなかよかったです。

あとは主な所は役代わりはなかったのですが、ガイチさん(初風緑)、とうこちゃん(安蘭けい)、まとぶん(真飛聖)辺り、安定した出来で、落ち着いてみられました。

場面として、まとぶんとかよこちゃん(朝澄けい)、ちかちゃん(叶千佳)のシーンが増えていたのですね。ちかちゃんは丸顔に日本髪が似合っていてとても可愛い。かよこちゃんとの掛け合いも楽しくて、生き生きしていて楽しめるワンシーンが増えて嬉しかったです。

そしてそして!このために名古屋きました!と言いきってもいいです。ラストのなるみん(鳴海じゅん)の歌!やはりあのシーンは大好き。中日劇場に盆があるとは知りませんでしたので、あの緊迫感あふれるシーンが再現してもらえるとは思わず、とても嬉しかった!なるみんの声が響き渡ると、背中がぞくぞくしました。ホントにいいです!

やはり「花の業平」はいいなぁと幕が下りて・・・ごめんなさい、最後にこれだけ。せっかくたーたん業平の男役としてのイメージに酔っていたのに、アナウンスの声が・・。途端に「女の子・こうじゅたつき」に戻ってしまったようでもったいない。「プラハー」のアナウンスは何とかしてください~!


「サザン・クロスレビュー2」は、私は花組バージョンを見たことがないので、全く新しいショーとして楽しめました。
一回しか見られなかったので、めまぐるしくてあっという間に終わってしまいました。

印象に残っているのは、少ない人数を全く感じさせない、人の使い方、色の使い方でしょうか。場面ごとの完成度も高く、再演されるのはもっともです。黒塗りのお化粧、星組は月組(「大海賊」「血と砂」)より黒めに塗るのが星組流なのでしょうか?目の回りも真っ青!お芝居が白塗りですから、白くなったり黒くなったり、幕間は大変でしょうね。

印象に残った人としては、とうこちゃん。お芝居の方で、出番の少なさもあって、イマイチ精彩を欠いているかな、と気がかりだったのですがショーでは大活躍。客席に拍手を求めたり、楽しそうでした。
あきちゃんも、お芝居のときは痩せた頬が痛々しくて、不安を覚えたのですが、ショーになって肩を出した衣裳になると、きちんと筋肉がついていて、かえって元気そうに見えてこちらもほっとしました。たーたんとのバランスもよく、よい組み合わせだな、と実感しました。

それと、目立ちますね、れおん(柚希礼音)くん。女装するとでっかいでっかい。そしてなんて軽々と足が頭の先まで上がるのか。本当に健康美が踊ってるという感じで、彼女がロケットでどれだけ足を上げても、お色気よりも元気さが勝ってしまうのはご愛敬でしょう。

ただ、このショーはもともとたーたんのために作られたものでない、ということも同時に実感してしまいました。なんだか持ち味と合わない気がしました。もっと底抜けに明るいトップさん、組の方が合うような。たーたんには陰影とドラマティックな雰囲気のあるショーの方がいいように思います。

だからでしょうか、場面として一番印象に残ったのはパタゴニアの場面。ガイチさんが「BMB」同様ナイフを振り回していたのは、なんか笑えましたが、ああいう芝居がかった場面、今度のたーたんのためのショーでも見てみたいな、と思いました。
アマゾンの場面も印象には残ったのですが、なんか、ちょっと、違うような(笑)。さえちゃんは妖しいんですが、方向性が違うような気がしました。



YUKIMARU
  Date: 2002-02-12 (Tue)

こんばんは。YUKIMARUです。
名古屋に行ってから、もう1週間近く。「サザンクロス・レビュー2」のご報告を、と思いながら、「サザン」や「業平」の鼻歌を歌いながら、過ごしていました。
「サザンクロス/レビュー2」は、大好きな作品です。楽しいから、ですね。
始まる前から、客席は手拍子が鳴っているし、場面ごとに退屈するところが無くて、あっという間に終わってしまう、アンコールの手拍子をしているのに、「本日はご観劇ありがとうございました」の無情なアナウンスが、聞こえてくる、そんな公演でした。
 今回は、ねったんはじめ、高宮千夏、千琴ひめかの歌の場面が、どうなるのか、ちょっと気になっていました。東京の、アマゾンでの、鳴海じゅんの歌と、高宮・千琴の迫力は無かったとはいえ、百花沙里・毬乃ゆいのコーラス、充分健闘していました。
ねったんが歌っていた、ラインダンスの前の、蝶々のソロは、かよこちゃん(朝澄けい)が、歌っていて、透明感があってよかった。今の星組は、歌を歌える人が、たくさんいて、そんちゃん(秋園美緒)やトウコちゃん(安蘭けい)さえも、歌う機会が少ないのではないかと思えるくらい、人材が豊富な感じがしました。
 クリスマスの場面で、ねったんの歌のところは、麻園みきちゃんが。花組の初演で、エトワールの5人の中に居ましたよね、みきちゃん、思いもひとしおだろうなあと、思いつつ。その姿が、マリコさんに、似てきたなあと。星組だから余計にそう思うのかもしれないけど。

 歌の場面でのお気に入りは、クリスマスの場面での、ガイチ(初風緑)の「ホーリ・ナイト」と、パタゴニアのはじめの場面で、あきちゃん(渚あき)とタータンが(香寿たつき)歌うデイユエットですね。ガイチの歌は、とても心地よいし、あきちゃんの高音にかぶせるタータンの声が柔らかくて、すてきだなあと。
 ダンスはやっぱり、ホーリーダンサーが楽しみ。踊っているタータンの、伸びやかなダンスが見れるのが、待ち遠しくて。歌は、毬丘智美ですが、こんな地声で迫力のある歌も歌えるんだなあと。
パタゴニアの群舞も、目が離せない。カリブの赤地に白の水玉模様の、ガイチさんが芯になって踊る場面も、ヤンさんの花組時代のダンスの匂いがして、目を細めてみてしまう。

 「モスキート」の歌を歌うトウコちゃんのカリブの場面も、コミカルさが磨きがかかって、蚊を捕まえたトウコちゃんは「とったがね」と名古屋訛りで言ってみたり、
クリスマスの場面のクリスマスプレゼントの所で、英真組長が、「クリスマスにはやっぱり酒、つまみには名古屋コーチンだがね」なんて言ったり。草野先生のショーは、ユーモアがはさめる部分ってありますよね。
 
東京の半分の人数とは思えないくらい、楽しさは変わらないショーだなあと。
中日公演は、連休明けの12日に1回お休みがあるだけで、平日でも2公演がほとんど。東京より出番の増えた人が多いし、組替えで加わった人もいて、ほんとに、大変だろうなあ、日本物に黒塗りという、見る側は楽しいけれど、やる側は大変ハードな公演だし。中盤を過ぎて、なかなかしんどいでしょうが、千秋楽まで頑張っていただきたいなあ、と。
また、見に行くので、楽しみにしています。

JIMMY
  Date: 2002-02-11 (Mon)

中日劇場公演「花の業平/サザンクロス・レビュー2」観てきました。
香寿たつき率いる新生星組を観たのはこれが初めて。一回限りの観劇になってしまいましたが、その分気合いを入れて観てきました(^_^;)。

「花の業平」

稔幸&星奈優里コンビの最高の芝居であろう「花の業平」。
香寿バージョンでいくら良い評判を聞いていても、「私にはダメかもしれないな~。」と思っていました。
でも、良い作品はやはり良い。上手い人はやはり上手い(^_^;)。
初演のイメージがまだ残るこの作品で、これだけ満足させてくれた香寿の力量に感心しました。

幕開き、スポットに浮かぶ業平。稔に比べると、貴公子としての輝くような迫力が弱いな、と思いました。劇場が小さいせいかもしれません。でも、白い装束も良く似合い、予想以上にすっきりと美しい公達振り。

上記の役替わりの妙をまず感じたのが、高子(渚あき)との出会いの場面。
「何となく気になる人だ」とつぶやく業平は、高子に惹かれて、純粋に嬉しそうでした。
稔の時は、この台詞に、雅男らしい危険な香りがぷんぷん漂ったものです(^_^;)。

そう思って見始めると、五条第でのラブシーンで、心のままにしっかりと高子を抱きしめる強さ。台詞のやさしさ。物語が、純粋に愛し合おうとする健気な二人の悲恋になっていました。
当代一の雅男、在原業平の物語だと思うと、稔の方がイメージに近い気がしますが、香寿の方も、とても共感できて良かったです。

また、一番良かったのは、香寿のささやくような歌声の甘さ。たまりませんね~。「耳もとで歌って~(*^。^*)」と思いましたよ(^_^;)。
そういえば、香寿がこれだけ普通に女性を愛している役って、すぐに思い出せないくらい最近なかったんですよね。こんな優しい男性を演じる人なんだ~、良いではないか~、と思いましたよ(^_^;)。

渚の高子は、そういう方向で攻めようとする香寿の業平に、ピッタリの相手役だと思いました。
幕開きは、星奈ほどの艶やかさや舞い姿の良さは出ないものの、渚のイメージにするとびっくりする位、気の強さを出していて、後々の行動も納得。女御の鬘が似合っていたのも流石。
迷いなく、ただひたすら業平に寄り添う小柄な渚を、しっかりと抱く香寿の姿が、素敵に見えるのが何よりだと思いました。

汐風の基経は、全てを綿密に計画し、手の中でじっくりと実行している食わせ者のイメージだった香寿の基経と比べると、もともと権力者の父親のもとに生まれた我が儘坊ちゃん。
応天門の事件も、策略というよりは、権力を手に入れたいための若さゆえの暴挙、に見えるのが面白かったです。汐風らしいと思いました。見た目はおひな様のようでとても綺麗。
ただ、高子を五条第から連れ去ろうとする件などの台詞の迫力は段違い。香寿の実力を思い知りました。

梅若の彩輝は、まず衣装、鬘が艶やかで良く似合い、見た目で良い意味で浮いていて、市井の人々に交ざっていても「そりゃ、元お公家さんなんて噂も立つだろう~。」と思えるのが良い(^_^;)。
台詞や歌は、相変わらず所々危ないけれど、思ったよりは安定していました。
高子の居所を告げる件は、熱演で好きな方が多いようですが、私は絵麻緒ゆうも彩輝もイマイチ。物足りないです。

清行の初風緑、常行の安蘭けいは役替わりなしですが、パワーアップ。台詞が聞きやすくて良い。
国経は組替えの麻園みき。厳しい顔をしているとそれ程でもないのですが、ボケて、ちょっと気を抜くと麻路さきそっくり(^_^;)。
朝澄けいと真飛聖、組替えの叶千佳は若手らしくてハッピーですね。中庸の大真みらん、甥の柚希礼音の役作りも含めて、ちょっとコミカル度高くなっているのが、今の星組らしい(^_^;)。

恬子の琴まりえは、別人のように自然な演技になっていて感心しました。
その他では、朝峰ひかりが久しぶりに個性の出せる役で面白く、祐穂さとるの台詞の声の良さが印象に残りました。


「サザンクロス・レビュー2」

この作品も初演を覚えているのですが、とにかく賑やかで楽しいイメージだったのはそのまま。かなり昔ですし、当時の花組にそれ程思い入れがある訳でもないので、素直に楽しめました。やはり良いショーですね。

カリブは安蘭けい、朝澄けい、真飛聖の豪華な若手メンバー中心で嬉しい。
「蚊」ネタとナンバーは思ったよりテンポが悪くて面白くないけれど(^_^;)、髪型が良く似合い可愛い安蘭と、組んで踊る大柄な柚希礼音が、何度も安蘭の頭の上に脚を振り上げてまたぐ(?)振りが面白かったです。
軽く上がるので見ていて気持ち良いですし、面白い女装の筈の柚希、結構綺麗ですよね。観劇前に写真で見た時は、かなり笑えたのですが・・(^_^;)。

初風中心のラテンは、「メモリーズ・オブ・ユー」の一部再現ですよね。白ブラウスにパンツの嶺恵斗のスタイルが良くて、ちょっとクラッときました(^_^;)。
全体的に、麻園みきが立ち位置も良く、男らしくて素敵でしたね~。良く見てしまいました。

アマゾンはロータスの彩輝直が美しく妖しいのが狙い通り。でも動きはかなり悪いし、香寿と妖しくデュエットされても、あまり嬉しくない気が・・(すみません^_^;)。
歌手の鳴海じゅんがパワーあって良いです。

中詰めのクリスマスは、次々と出てくるソロスターの多さに圧倒されました。
白スーツで踊る香寿はここがベスト! 素敵でした。

そしてパタゴニアのタンゴから、カルナバル幻想。
香寿と渚が、ここも芝居同様、しっかりと惹かれ合う強さを全面に押し出し、ドラマティックな悲恋場面に仕上げていたのに感動。白と青の衣装で登場の時の、見つめ合う強さや、寄り添う密着度も強かったです。
あまりにも似合いすぎるカップル。「私達はこの線で攻めるのよ!」という二人の決意が見えるような気がしましたね。すっかりこのコンビが好きになりました。トップになって、良かった~。二人とも!

http://waiwai.ciao.jp/takarazuka/index.html


莉花
  Date: 2002-02-07 (Thu)

「花の業平/サザンクロス・レビューⅡ」中日公演の初日と7日の昼公演を観てきました。
東宝の時に感想を書きましたので、今回は変更点と気付いた点を少し書きたいと思います。


まず「花の業平」ですが、東宝ではガイチさんが歌った「桜木の歌」、出だしは同じでしたが
途中からコウさんが歌われました。前も書きましたがここはやっぱり基経が歌ったほうが
いいのでは?と思っていたので、変更になってよかったと思いました。
前半のガイチさんの爽やかな声、後半のコウさんのどっしりとした声で、
それぞれ特徴が出ていたと思います。

業平は、芥川の慟哭の場面が少し押さえ気味になっていたようです。
こちらの方が後の台詞の方に意識をやることが出来てよかったです。
基経の応天門の場面でのセリ上がりで歌うところが階段つきの黒い台で
歌うことになってしまったのでちょっと笑ってしまいました。
基経は初日にはもうひとつ掴み所のない感じでしたが、だんだんと切れ者の悪党という感じに
なっていました。
役替わりとなった国経の麻園さん、私は勝手な思い込みで、麻園さんはきっと濃いお芝居を
する方なのかな?と思っていましたので、結構あっさり目のお芝居にびっくりしました。
清行との場面はアドリブ・・・というわけではないのですが、
いい感じで溶け込んでいたと思います。それと装束姿がとてもお似合いでした。
あと気になった方は、真飛さんが役作りが深くなっていたように感じたのと、
恬子の琴さんがとてもよくなっていたこと、伴大納言の息子の中庸の
いろいろと細かい表情がなかなか面白かったです。
女官たちの場面も朝峰さんはじめ、更にコミカルな動きになっていました。
それと序詞役の鳴海さんの表情が色っぽくて・・・特にライトが消える寸前のあたりが・・・・(笑)。

伊勢の場面ですがYUKIMARUさんが仰っていたように変わっていました。
初日には気付かなかったので、(相変わらずぼーっと観ているもので・・・(^^;;;; )
今回はしっかりと見てきました。この感じなら業平の理性が勝ったのかな?と思える場面でした。

後は初日観た時に書いたのですが舞台の変換の音・・・。日にちが経っているので
初日ほど気になりませんでしたが、それでもやはり白玉の場面での後ろのコンコン・・というのは
残念です。銀橋がないので余計気になるのでしょうね。


「サザンクロスレビューⅡ」の方は、人数が半分近くになっているので
寂しいかな?と思ったのですが、あまりそれは感じませんでした。
舞台が大劇場などに比べると大分狭いせいもあると思います。

ロケットの前の歌が朝澄さんになってました。初日はちょっと緊張気味のようでした。
アマゾンのビートルの鬘がなくなっていました。白いのと黒いの・・どちらもあまり似合わないと
思いつつも(すみません)少し期待していたので(?)残念なような・・・・・。
でも鬘のない方がすっきりして青年という感じは出ていました(笑)。

クリスマスも変更がなくそのままでした。東宝の時はあまりにも時期的にぴったりだったので
今回、「今の時期にクリスマスって・・・。」と思わなくもないのですが、
皆さんの歌い継ぎや、タータンのホーリーダンサーが楽しいので嬉しいです。
ただ場面が始まる度に「去年のあのころは・・・」と去年のことを思い出す自分がいます(笑)。



舞台が狭く、銀橋がないのは寂しいですが、その分とても舞台が近く感じられて
普段大劇場では味わえない舞台を観ることが出来て、結構楽しめました。




YUKIMARU
  Date: 2002-02-06 (Wed)

こんばんは。YUKIMARUです。
2月4日、中日劇場へ行ってきました。わたしも中日は初めて。
新幹線の名古屋駅から、地下鉄に乗り換えて(地下鉄は3路線くらいあるので、行く先を確かめて)、2駅。栄駅の地下から中日ビルにつながっています。
 中日ビルの1階から9階にある劇場までのエレベーターに乗るために、1階には長い列が。ここをクリアーしないと、劇場には着けないのですね。

舞台は、奥行きが狭い感じがしました。銀橋やオケボックスがないぶん、近く感じます。
ただ音響は、あまりいいとはいえません。音が割れています。それと場面転換の前の場面で、とんとんと音がする時があって、ちょっと残念でした。

お芝居は、人数が、半分になったのに、ちっともそれを感じさせない、むしろ主役を含めてまわりも、役作りが深くなって、登場人物の立場や思いが、よく感じられました。

業平のタータンは、精悍で男気のある役作り。
大劇場のノルさんの雅で風流な優男から、
東京では、骨太で、情熱的な、業平になり、
中日では、色気が出てきて、包容力のある業平になりました。 
タータンの声は、甘くてやわらかくて切ない。日本物なのに、五条第での逢瀬の場面で、高子を抱き寄せる業平に、ラブシーンだわ、と、クラクラ来てしまいました。
あきちゃんの高子は、気丈な感じが全然しなくて、「あなたによって女になりました」と、言う台詞の通りにとっていいんじゃないかと。

劇場版が、高貴な生まれであり、才能にも恵まれた業平が、藤原一門で無いというだけで不遇な立場にあり、藤原の娘高子に出会い、恋もしたけれど、やはり藤原の力で、恋さえも成就しなかった、というお話だったのが、
東京を経て、中日では、業平と高子の悲恋。たとえ逢瀬すらかなわないとしても、この二人は、生涯一人の人を思うであろう、そんなお話になったような気がします。

以前、伊勢の場面で、やすこと業平の恋の行方について、ここで伊勢物語のお話をされていましたが、今回変更がありました。 
東京では、あとづさりしながら、業平がやすこを引っ張って行き暗転になったので、あの後二人はどうなったのだろう、多分何かあったのだろう、というニュアンスを感じさせたのですが、
中日では、あとづさりして、また前のほうに戻って、業平は、フイと横を向いてしまうので、やすことは何も無かったんだろうなと想像させました。

がいちの清行、トウコちゃんの常行、暖かい親友というかんじが、いいですねえ。東下りの前に、「私もお供します」というがいちの言葉に、あろうことか私は、涙ぐんでしまいました。???(普通、泣くか、こんなところで、って言っているもう一人の私。)
さえちゃん、こうちゃん、また歌が上手になっていました。今の星組は、全体に歌が上手なので、歌が苦手だと、歌い継いでいるときに、バランスが悪くなってしまうので、健闘ぶりが、うれしかったです。
国経は麻園みき。ねったんよりは大人っぽい役作り。「もてる奴と~」の場面では、ちょっと、かわいく「だめー?」と聞いていましたが。
都大路での市井の人たちが、とても生き生きしていて、みんな台詞のないときでも、お芝居しています。陽月華のところが、百花沙里。江口の役が柴蘭ますみ。
かよこちゃんの秋宗は、更に若葉のちかちゃんにお熱を上げているようで、イカレているところが可愛げがあって、春景のまとぶんが、静かなしっかり者という感じがしました。

ももちゃんが、清行の友達で、業平に除目のことを尋ねて「気にせんで貰いたい」と言われたり、清行の「もてる奴は」の場面で、横に立っていたのに、伴大納言の息子 だったり、応天門の場面の町の男、芥川での、追っての武士、花の宴の検非違使と、いっぱい出てきたので、やはり人数の少ないぶん、下級生は、たくさんの役をして、苦労がありますね。

きんさんの尚待、娘役を引き連れて、井戸端会議しながら、手遊び。ますます、面白くなっていきそうです。周りの娘役さんたちも、かしこまらずに、生き生きしています。

業平と高子の恋。とてもしみじみするお芝居でした。

ショーについては、また明日にでも。



ルナ田
  Date: 2002-02-02 (Sat)

今日,中日劇場の星組公演の初日に行ってきました。
2時からでしたが、すごい人で・・中日劇場には久しぶりと言うか・・宝塚公演しか見に行かない友の会会員です・・。
でも、今日はさばきが出てました。それも1階席が。まあ初日はどこでもそうなのかな。
肝心の公演は・・ムラ,東京と中日と3度目です。
中日劇場は小さくてこじんまりしていて好きなのですが、この公演にはちょっと狭く感じました。特にショーのときに。
今回は40人の出演ですが、もっといるように感じました。
まず全体の印象で行くと・・歌も音楽も台詞もちょっと小さめでした。もう少し大きくしてほいいと思いました。マイクの音量が小さいのかもしれません。
ねったんが抜けたところに芝居では麻園みきさんが入ってました。初めは誰?と気づきませんでした。日本物よく似合ってましたが,印象は薄いです。
たあたんもあきちゃんもガイチもこうちゃんも安定していて安心して見られました。星組は本当に心配することなく見れていいです。
業平が高子を連れ戻されて一人泣くところ,東京のは大げさ過ぎて好きではなかったのですが、今日はちょっと押さえ気味で私にはちょうどよかったです。
初業平の友達は、あきちゃんが目立たなかったと言ってました。実は私も最後の盆が回る場面であきちゃんを探したのに見つけられなかった・・途中で気づきましたが・・地味すぎます。もう少し,着物を目立つ色で着せて欲しいです。
ショーはもう,楽しめました。このショー好きです。
一番良かったのは・・・13列に座っていたのですが、今回は,13列と14列の間の通路を皆さんが走るので,間近でお顔を見れたことです。。上手から下手に。13列と14列はなかなかおいしい席ですよ。これから行く皆さん。
私はとうこさんの蚊の場面が好きですが、かっこいいです。まとぶん、かよこさんも一緒にきざってます。
パタゴニアの場面の最後にこうちゃんが一人で歌いますが・・情感がこもっていてお上手でした。
ショーでロケットの前のねったんのところはかよこさんでした。
余談ですが、ちかちゃんとそんちゃんの足が細くなったような・・気がしました。
はじける、とてものりのいいショーであっという間に時間が過ぎました。
人数が少ない分、いろいろなところにいろいろな人が出ていてそれを見つけるのも楽しみな公演です。ぜひ、みなさん来て下さい。
地元なので毎週通いますが、平日はまだチケットがありますよ~。
初日なので挨拶がありました。
組長さんの話、専科の紹介、組みがえの3人の紹介、この公演で卒業される、沙和さんの紹介。
たあたんの話。最近ようやく星組に慣れたこと、地元の沙和さんの思い出に残るように盛り上げたいなど。
アンコールは2度、最後は沙和さんをセンターに連れてきてました。ほのぼのとした暖かい雰囲気でよかったです。
実際に聞いたたあたんの挨拶の声はかわいらしかったです。

惑惑
  Date: 2002-01-07 (Mon)

サムサラさんの公演評を読ませていただいて、
伊勢の場面について感じていた、はみだし感想を
書きたくなりました♪

私は、原作はほとんど知らないのですが、恬子さんの
登場する場面と音楽が好きでした。

で、私は、この作品での業平と恬子はプラトニックだと
思っているので、なんだか演出が「そうではない」ことを
匂わせる感じなのがちょっと不快でした。
恬子が13歳で伊勢に来たのなら、業平のことは「やさしい
お兄様」としか見てなかったと思うな。
第一、原作はともかく、柴田先生の脚本ではこの時期の
業平は良房・基経親子に目のカタキにされてる最中です。
人妻との恋までは許されても、斎宮と何かあったら大変な
ことになったと思います。

恬子がけっこう里帰りが出来ていたみたいなのも意外です。
だって、東下りの場面で清行が「帝の代替わりまで
都には帰れない」って言ってたじゃないですか。ねえ?
往復に何日かかったかわかりませんが、斎宮が長期間
伊勢を留守にすることが許されていたとは思えないです。
時代考証をあまりうるさく言うと、ドラマが作れなくなって
しまいますけどね。

実際、史実では会ったはずのない人間同士を、芝居や
小説では会ったことにしちゃっている例は、数限りなく
ありますよね。(たいていは「名場面」になってるし)

このへんの疑問が解決するかと思って、「伊勢物語」の本を
買いました。新潮日本古典集成から選んだら、註釈が多くて
わかりやすかったです。
でも、69段を読んでも真相(?)は結局わかりませんでした。
どちらともとれる文章で、後世の人も様々な解釈をしているの
ですね。
私も最初から「伊勢物語」を読んでいたら、「花の業平」での
恬子さんの扱いには大いに不満を感じたと思います。

サムサラ
  Date: 2001-12-27 (Thu)

先の続きです

初日に比べ良くなられたと特に思ったもう1人の方は斉宮の琴さんです。あまりにキャピキャピした感じだったので新しい精神分析的な解釈の
本でも出たのかと思いました。17日にはしっとりとした情感が備わってきていたと思いました。それでもこの場面自体が個人的には不満です

高子以外の女性との恋愛のどれをエピソードとして採られるかはよいのですが伊勢物語はどうしてそう呼ばれるか、69段の伊勢の話からきているのでしょう。皇女であり斉宮という人との禁断の恋は高子との恋と同様この歌物語の両輪であり深く愛されてきました。だから伊勢の斉宮
を採り上げるならもっと深く描いてほしいし、無理ならいっそ思い切ってカットした方が良かったと思うのですが、いかがお思いでしょうか。

短いエピソードでももっと大人の女性として描いたらまた違ったでしょうけれど。私はこの女性はしっかりとした自分の意志をもった人だと思っていたので、また物理的孤独以外のもっと違う情熱での行動と考え続けてきたのです。まあ、それはともかくこの場面が全体を良くしているか否かですが。

順子役の万里さんは説明ぜりふが割り当てられて、威厳のある大后というより伯母さんの感じがかっていた様でその通り伯母なのですが、
「老婆は一日にしては成らず」と無いものねだりを思ってしまいました

話がそれますが、役者を幽玄とか枯淡の境地とか評するのを、お年を召していることの表現と思っていたのですが、順子などの役にはこわいほど存在の重みが現れるものですね。劇団にこうした役に生き甲斐がもてるように考えて頂けたらいいのですが。







サムサラ
  Date: 2001-12-27 (Thu)

ごめんなさい  下の書き込みで純朴で精悍に演じているのは業平です。香寿さんのコメントです。

11月のNHKのスタジオパークで稔さんが業平を東上させたかったとおっしゃってました。


サムサラ
  Date: 2001-12-26 (Wed)

初日と12月17日に観ました。17日は息子も一緒でした。
初日に主役二人の演技にドキドキしたこと、芥川の場で本来の二人の年齢差からすると少女誘拐の場ともなるのに愛しあっている感じがすてきだったことなどを言っていたので彼もたいそう楽しみにしていました。
休憩の時感想を聞くと「俺的には基経兄弟の権力への執着に惹かれたな
基経の冷酷さ、藤原氏というのはこういう貴族だったのでは思ったよ。
業平達をそっちのけにして汐風さんと夢輝さんに見ほれた。」ということでした。

人は先差萬別と思いだから面白いと思うのはこういう時です。初日は祝祭の日と言う感じでしたが今回は劇全体が充実してきて楽しめました。
1番の因は純朴で精悍に演じている(17日 読売夕)基経に対しほっそりとした個性にあわせて貴族の冷徹を押し出した汐風さんでしょう。
この配役で観たものには十分満足する、かく有らねばと男の子に思わせる男の姿でした。

前の印象が残る再演で主役以外の人にもプレッシャーは大変なものだったと思いますが、破綻の無い言葉遣いもいきとどいた作品でのお披露目
良かったのではと思いますが、

次の機会に1つだけ思った不満のようなものを書かせて下さい




美飛燕
  Date: 2001-12-26 (Wed)

きちんと整った脚本を、優れた役者が演じれば、素晴らしい作品となるしかない。そんな見本のような公演だったと思います。久し振りに、観終わった後に、しみじみと感動が湧き上がってきました。

稔・業平、香寿・基経の方が、より相応しい配役ではあったでしょうが、この作品が東京でも行われ、香寿・渚コンビが素敵な作品でスタートを切ることができて、私は本当に良かったと思います。

出だし、ピンスポの中に、香寿・業平が浮かび上がり、銀橋を通って、ふくよかな歌声が響き渡ると、感慨もひとしおで、思わず涙ぐんでしまいました。基本的に雅やかというよりも凛々しい業平ですが、高子を見つめる瞳はとても優しく、とにかく情感豊か。数々ある歌にも気持ちが溢れ出て、感情の移り変わりが手に取るように伝わってきました。とにかく、業平という人物が豊かに息づいていました。(まあ、一般に想像される業平とは違って、数々の女性と浮名を流すような、軽やかで麗しい人物には見えませんでしたが・・)

渚がトップになると発表があった時、なんとなく釈然としない気持ちがありました。でも、よくよく見ると、長年の経験で培われた危なげのない歌に芝居。小柄で優しい風情。これって私の好みにぴったりだと改めて認識。高子については、気が強そうに見せているけれど、実はとても繊細で、業平に出会って、彼に身を委ねながらも、人間として、強くなっていく。そんな風な印象を受けました。(しかし、台詞から想像されるイメージとはズレがあり、もっと情熱的な女性であったほうが良いのではと、個人的には思います。)

清行って、こんなにいい役だったかしら?というほど印象的だった初風。深い豊かな台詞回し&歌唱はとても魅力的で、業平を友人として思う気持ちが強く伝わってきました。

汐風・基経は、香寿・基経ほどの強さが出なかったのが惜しまれるが、大家の御曹司らしく悠然としていました。

梅若・彩輝は、演技巧者に囲まれて、どうなるかとちょっと心配(笑)だったのですが、良い影響を受けているようですね。

安蘭・常行は、やはり安定しています。ときめいている藤原家の人、業平と気の合う友人、追い落とされた者、と色々な面を持ち合わせていますが、いずれも納得できます。最後の歌は、もっと聴きたいと思わせるほどです。

国経・夢輝は、コメディタッチの場面も受け持ち、なかなかのもので、歌はやはり素晴らしいです。

春影&若葉コンビは、重厚な芝居の中、爽やかな風を運んできて、いいですね。

あと、演技者として、良房・汝鳥の存在感が凄く、内裏を取り仕切っているのも頷けます。また、伴大納言・鈴鹿のキャラクターが流石のものです。

そして、星組は香寿を始めとして、歌い手が揃っているのが大きな魅力であり、この公演でも、たくさんの人が作品を盛り上げました。
鳴海と香寿が歌い継いでいくエンディングは、惚れ惚れします。娘役も、千琴(いかにもプリマドンナという感じ)、仙堂(可憐でかつ張りのある声質)、秋園(澄んだ優しい声)と、本当にもったいないくらいです。

それから、この作品では、季節の移り変わりが印象的でした。一年を通した、美しい絵巻物のようにも感じます。

☆春、桜が咲き乱れる春に始まり、本当に華やか。高子への文が付けられた桜の枝をを見るだけでも、業平と高子の恋が芽生える春の息吹を感じ、

☆夏、引き裂かれ、想いばかりが募る、灼熱地獄を過ぎて、

☆秋、吉野が文を取次ぐと、赤く染まった紅葉から、二人の想いが木々をも赤く染めたように感じる。そして爛熟の秋らしく、無謀な行動に出る二人。

☆極寒の冬が来る。二人の心には、冷たい風が吹きつけるだけ・・

☆そして春。永遠に結ばれる事は無いにしても、出会えて良かったと心から感じ、その想い出を胸に秘めつつ、萌出、春の息吹を感じながら、物語は終わる。感慨深い幕ぎれです。

また、場面のつなぎ方が緩急自在ですね。一例をあげれば、
伊勢の清らかで純粋な世界から、いきなり、どろどろとして世俗的な応天門になり、ピーンと張り詰めた廟堂の場面へ。(皆が後ろを向いて始まるのも、緊張感を高めます。)息を呑む展開です。

まだ、書きたい事もございますが、この辺で終わりにします。
(以上、敬称を略させていただきました)

Coo&Bee
  Date: 2001-12-25 (Tue)

一般発売の残席発売で、それこそやっとのことで2回観劇するチャンスを得ました。今思い出しても、必死にリダイアルしまくった自分がさぞかし恐ろしい形相をしていたのではないかと恥ずかしくなりますが(高子の台詞?)。ここでチケット運を使い果たし、年明けの雪組と花組、かすりもしませんでした。
この分ではきっと宙組も危ないでしょう。そんなことはさておき...。

1回目の業平は配役が違うと話の持ち味(色)も違うという、当たり前の感想と、大劇場メンバーでのお芝居も生で観たかったという(欲張りから来る)残念さが入り混じり、良かったと思いながらも、もやもやした印象も残りました。それが2週間後の観劇では驚きの連続でした。一言で云ってしまえば余裕ということなのでしょうが、台詞の伝わりやすさ、アドリプ、役作りを変えていい具合になった人、歌が格段に上達した人など、2週間でこんなにも違うのかと(嬉しさで)唸ってしまいました。あのもやもやはたちまち解消。ただ、内親王の伊勢滞在年数は3年なのか5年なのか、単なる私の不理解からか混乱したままですが。

ショーの方はまさに私好みで、客席でじっとしていられないほど興奮しました。1回目も良かったのですが、2回目の方が(余裕のためか、ビデオ撮り用か)アドリブも多い分楽しめました。ちょっとだけ気になったのは渚あきちゃんの左手(腕?)。序盤で両手の拳を頭上でぐるぐる回しながら舞台を移動する際、あきちゃんの左手が回っていなかったので、故障でもしていないかと心配になりました。他の場面では気にならなかったので、大丈夫なんでしょうけど。中日劇場では両手で回るでしょうか(回っててほしいです)。

残席発売なので当然2回とも2階席だったのですが、その差は1列でした。それなのに2回目の方が顔がよく分かったね、という話に友人となりました。二人ともオペラグラス酔いをするほうで、翌日仕事にひびくため、肉眼で観劇しています。私など近視です。さて、何でだろうということになって二人で出した結論は、2回目の方が皆、堂々と上を向いて演技してくれたのでは、ということでした。これも余裕のなせる技でしょうか。

みぞれ交じりの寒い日でしたが、生徒さんの元気パワーをもらい、大満足の観劇納めとなりました。(次はいつチケットが取れるかと思うとため息も出ますが。)

莉花
  Date: 2001-12-23 (Sun)

本当は後半にもう一度観たいと思っていたのですが、無理でしたので2回見た感想を・・・。ただ私の観たのは初日と12月の始めでしたので、またいろいろと変わって来ているかも知れません。


『花の業平』

私は「花の業平」という作品自体が好きでしたので、今回また違う配役で観れることをとても楽しみにしていました。
初日はなぜか観ているこちらもカチカチで、あまり良く覚えていないのですが(^^;、2回目の観劇では舞台の方々も見ているこちらも余裕が出てきたからか、とても楽しめました。

はじめにライトが当りタータン業平が登場した時はどうしても「基経~~。」と思ってしまいましたが、こうさんの基経が登場してからはその思いも消えました。「桜木の歌」、これは清行のガイチさんが歌われて、私はガイチさんの歌が大好きですのでとても嬉しかったのですが、ここで清行が歌ってしまったことで基経の作品の中での「重み」みたいなものが軽くなってしまったのかな?とこちらが勝手に感じてしまって、大劇場で感じた「業平VS基経」という構図が薄れてしまったので、作品としてはここはやはり基経が歌った方が良かったのではないかと思いました。

まずタータン業平ですが、どうしてもノルさんの「お雛様のような」業平が脳裏に焼きついてしまっているので、なかなか「男の色香」というのは見ただけでは感じられませんでしたが、その代わり「精悍」という言葉がぴったりで、女の人が寄ってきても「弱ったな~~。」と思っているような感じの業平に見えました。ノルさん、タータンさんともご自分の持ち味でそれぞれに合った業平を作り上げられていたと思います。ただ今回、高子が連れ戻されて号泣する場面ではちょっと惨めな感じに映ってしまい、アンドレの毒ワインの時も思ったのですが、宝塚の舞台ではちょっとリアルすぎな表現かなとも思ってしまいました。

高子は、ゆりさんの高子が強く、自分の運命に自分の意思で立ち向かっていこうとしている感じであったのに対し、アキさんは、あくまでも深窓の令嬢で、花の舞の時に逃げ出したのも見世物になるのが恥ずかしくてそういう行動に出て、業平に会ってからは一生懸命強くなって業平に守られながらも業平についていこうという感じでした。

この2人の並びはとても合っていたと思いましたし、業平の腕の中にすっぽりと入ってしまう高子がとても儚げに見えました。お2人の歌声もとても素晴らしかったし、やはり経験を積んでいるというのは強いな~と思いました。

その他では、基経のこうさん、やっぱりどうしてもタータンさんの基経のイメージが強く、まだちょっと弱いかな?と。笑わず、表情も常に怖くしているのですが、基経だって人間ですので、もう少し緩めるところがあっても良かったのではないかと思いました。梅若のさえちゃんが一番心配していたのですが予想より(?)良かったです。あと順子のユズミさんはやはり美しく、大后としての落ち着きはありましたが台詞が少し弱いように思いました。

大劇から引き続きの方々は、ガイチさんは、前は友人なのか臣下なのかいまいちわかりにくいところが言葉づかいなどにあったのですが、その点が今回は改善され、より友人という部分が良く出ていました。トウコさんの常行もより業平を心配している様子が良く伺えます。序詞役の鳴海さん、歌上手いし、表情になんか色気があってよかったです。

新しくふえた築地塀の場面は春景と秋宗と業平の普段の関係が垣間見えたような気がしました。

最後の銀橋の場面、ノル業平&ゆり高子は「これからも機会があればこうやって会っていこう!!」という強いニ人の決意というのに感じられました。それに対してタータン業平&アキ高子は「二人の立場ではもう会うことは出来ないかもしれないけど、続けていこうこの恋を・・・」という感じの悲しい二人の決意みたいなものに感じました。

最初にも書きましたとおり、私はこの作品が好きですので、またちがう形で、ちがう味付けがされた「花の業平」を観ることが出来てとても嬉しく思いました。


『サザンクロス・レビューⅡ』

これの前作はビデオのみ見ていました。観る前の心配は「タータンがピンクのアキラや、食虫花をするの~~?」ということでした。これはみきさんのキャラだからOKだったと思うので・・・・。

手拍子が始まって、「サンバ~~~!」と始まるとわかっていても「おお~~~」と思ってしまいます。始めの方は前作とほとんど変わっていなかったからか「あ~~タータンが真ん中にいるんだな~~。」となぜかしみじみと感じてしまいました。

安蘭・朝澄・真飛のカリブの場面の「アランだぜ~~。」は、私は何を思ったのか前作の「ベルばら」でアランを演った真飛サンのことをからかっているのだと勘違いしてしまいました(^^;。あとで「あっそうか~~。」と気付きましたが。そしてその次の「蚊」の場面は初見では思いっきり引きそうになってしまいましたが、次に観た時には皆さんの表情がおかしく楽しませてもらいました。今回はこの場面をはじめ、トウコさんがとても生き生きとしていたように思いました。新専科さんが3人も出ているのに「やるな~~。」という感じでしょうか。

アマゾンの場面・・・どうなることやら・・・と思っていたのですが、私はOKでした。私が観た時は2回とも銀の鬘だったのですが「なかなかいいやん。」と思ってみました。それにしても歌手の3人・・すごいメンバーを集めたものです。

その後は新しい場面の真夏のクリスマス・・・。これは何も考えず「楽しい~~。」という思いと、「2月の中日ではどうなるの?」ということを考えてしまいました。場面が変更になったとしてもホーリーダンサーは何回でも見たい!と思うほど素晴らしかったです。

そしてパタゴニア~カルナバル幻想は、そうそうこれこれと思っているうちに終わっていってしまいました。今までビデオでしか見たことがなかったものを実際に観ることが出来てとても感動でした。そしてカルナバル幻想のところのタータンの歌は本当に素晴らしかったと思います。

全体的に観て、歌える人が揃っている組のショーはいいなぁと、歌えるトップさんっていいなぁと思いました。ハラハラしながら観るのも一興だとは思いますが、しっかりしたものを観たり聞いたりするのはこんなに気持ちいいものかと感じました。


東京ではもう終わりですが中日にはまた行きたいと思います。

ベール
  Date: 2001-12-18 (Tue)

星組東京公演、「花の業平/サザンクロス・レビュー」に行って来ました。

まずは、かなりびっくりしたチケット事情。
最初見に行く予定がなかったのですが、初日にHPや友達からの感想を読んでいきなり行きたくなり、その日のうちに行くことを決めてしまった今回の公演(^^;。チケットは、1回は友達から譲ってもらい、もう1回は当日券に並ぼうと前日の夜大阪を出発し、朝4時40分に東京に着きました。しかし、5時過ぎに東宝の前に着いたときには、既に30人以上の人が。その日の当日券は、たった45枚。ということは、当日用の2階最後列B席以外には3~4枚しかないということになるのに、これだけの人数が並んでるってことになるんですよね。大阪のチケット事情に慣れてる者としては本当にびっくりしました。こちらでは、席さえ選ばなければ(立見もあるし)見れないなんてことは殆どないですから。しみじみ、関西人で良かったな~と思うと同時に、色々事情はあったのでしょうが、何とかもう少し東宝のキャパを多くすることは出来なかったかと思いました。

前置きが長くなりましたが、本題へ。
「花の業平」は、こちらで上演された時には6回見たかなり大好きな作品。こちらの公演がベストキャストだったとは思うものの、今回のキャストの大幅変更にもかなり興味ありでした。結果は・・・。以前から思っていたことなんですが、柴田作品というのは、とっても良い作品で勿論アテ書きもされているのですが、比較的演技者を選ばないように作られているような気がしました。今回も、大きな違和感はなく、多少の脚本の修正もあり、初演を見ていなければ全然OKな作品に仕上がっていたと思います。

役替わりを中心に印象の変わった人について・・・
業平:稔→香寿。正直、観る前は一番違和感がある人かと思っていました。でも、違和感があったのは最初のホンのちょっとだけで、どんどんタータン業平の魅力に私は引き込まれていきました。業平像の違いというのは、このHPでも色んな方が書かれていて頷ける部分も多いので省きますが、ノルさん業平と一番違った点というのは、「お芝居の形式」だと私は思いました。尾上菊之丞さんが演出に入られているせいだと思ってましたが、ノルさんの業平はすごく大芝居だったんです。この作品はそれでいいと思うし、ノルさんの業平はそれが魅力だと思ってました。

しかし、タータン業平は、あまり大芝居でなく(芥川のシーンの大泣きだけは異常に大芝居だったのが気になりましたが)、思った以上に表情・芝居が細かいように感じました。特に高子に向ける優しく切ない視線・甘いセリフがとても印象的で、よくよく考えてみれば、タータンのラブシーンというものを殆ど見たことがないことに気付きました。思い出せるのは、「凍てついた明日」のアニス(貴咲)との場面くらいかな?あきちゃん(渚)の身体が小さいせいもあり、包容力が感じられ、私的には、タータンの表情に魅せられるという今までない体験をしました(^^;。

タータンの代表作というか得意分野と言えば、鎌足やフーバー、前回の基経などのような重く迫力のある役だとずっと思ってきましたが(私的に一番好きなのは「凱旋門」ボリスですが)、このような甘く切ない役も似合うんじゃないかと今回思いました。ただ、雅なとか色気とかいう面の魅力はあまり感じられなかったし、恋愛経験が豊富なようにも見えなかったのは、この役としてはマイナスだと思います。どちらかと言えば、今まで実直に生きてきた中年のおじさん(ごめん^^;)が初めての恋に落ち、身も心も燃え始めたような、そんな迫力と初々しさが感じられる演技でした。

高子:星奈→渚。あきちゃんがトップに就任した時にもここのHPにも書かせて頂いたのですが、私は彼女のトップ就任には疑問を持っていました。それでも実際に見てみるまでは判断できないなとは思っていたのですが、う~ん私的には可もなく不可もなくの出来で、良かったとは言い難かったです。この役は、初演の優里ちゃんのイメージも強いのですが、可愛さよりはむしろ、プライドが高く高飛車で、思いを真っ直ぐに業平にぶつけると言った激しさが欲しいかったのですが、あきちゃんはすごく柔らかい。それが彼女の持ち味で魅力でもあるとは思うのですが、今回の役には、合っていないように思いました。歌は、優里ちゃんより聞き易いのですが、思ったほどは上手くなかったです。これは、やはり花組と(今の)星組という組の歌唱力の差もあるんだろうなと思います。花組であきちゃんの歌を聞くと、かなり安心したんですが(^^;

基経:香寿→汐風。これは、はっきり言って不利だろうと思います。まず怒鳴るセリフの迫力が弱いし、大手門の歌の掛け合いも、迫力不足の感が否めませんでした。ただ、それはどうしてもタータンの基経と比べてしまうからかもしれません。ちょっと冷たい凄みのようなものはあるので、もう少し怒鳴るセリフを少なくして、幸ちゃんなりの基経が見てみたかった気はしました。

梅若:絵麻緒→彩輝。イメージ的に結構合うかな?と思っていたこの役ですが、予想通り似合ってました。さえちゃん梅若の方が、もう少しほんわかした雰囲気があって、市井の人々との交わりがよく言えば良い、反対に言えば、ちょっと同列に見える部分があった気はしました。自分の身分を明かす場面の表情は、ぶんちゃんの時もツボだったんですが、今回のさえちゃんも良いです。苦しく切なげな表情は2人とも似合いますね。ただ、香寿・絵麻緒に比べて、今回の汐風・彩輝の大手門の歌は、かなり迫力に欠けてしまったのは残念でした。

朋が抜けたことにより、順子:朋→万里、吉野:万里→しのぶ、尚侍:しのぶ→朝峰と上級生女役の配役が1つづつずれてしまいましたが、順子は朋の持つ色気、吉野は万里の持つ穏やかさ、尚侍はしのぶの持つコミカルさがそれぞれ役にハマっていたので、もとの配役のままの方が良かったなと思いました。どうせなら、朋の場所に、今回完全に役不足である秋園を持ってきたらどうだったでしょう?高子の叔母という設定なので多少無理はありそうな気もしますが、大人っぽいそんちゃん(秋園)なので、案外良かったんじゃないかななんて思いました。

若葉:映美→叶は、前回よりも春影(朝澄)とのラブラブシーン(^^;も増えて、更に可愛い役になっていたのですが、無理なく可愛く演じられるのはちかちゃん(叶)の強みですね。2人で、主役と対極にある可愛く幸せなカップルを上手く演じていて、見てる方が照れてしまうくらいのラブラブぶりでした(笑)。

配役は変化ナシなんですが、一番初演から変わったと思ったのが恬子の琴。大劇場公演のときはとにかく発音が変で、ちょっと耳障りな時もあったくらいだったのですが、今回びっくりするくらい良くなってました。先日のエンカレでも歌がなかなかいけるななんて思ったんですが、今回芝居もなかなかで、成長する時期なんでしょうね。幼さの中に芯の強さというものがはっきり見えて、良い芝居をしてました。

私的にツボな、伯父・甥コンビは、伯父:美稀→美城、甥:拓麻→柚希。美城は新公でもいつも良い味を出してくれる人ですが、今回も馬鹿な甥に悩まされる様がなかなか良い。甥は、どちらかと言えば、新公の天緒の馬鹿っぷりが印象深いんですが、礼音ちゃんの甥はそれに輪をかけた馬鹿になっていて、やり過ぎな気もしましたが、あれくらい誇張した方がこの場面は分かりやすいなとも思いました。

中庸:涼→大真は、ちょっとコミカルになっていて可愛かった(個人的に、みらんちゃん好きなもので余計に・・・)。配役に変更があったわけではないですが、イーハトーブを経て顔と名前が一致した、町の女1・2の南海・陽月は、2人とも元気一杯で見ていて気持ちいい。余談ですが、毎回ツボだった蝶のだいだいさん(大洋)がいないのは寂しいな・・・(^^;なんて思ったりも。

ショー「サザンクロス・レビュー」、花組ヴァージョンは生で2回見てる程度。とにかく楽しかった~という記憶だけが残ってます。今回純粋な再演場面は、オープニングとパタゴニア~カルナバル幻想くらいで、その他は新しく作られた場面ばかりでした。しかし、もともとはあの時代の花組に合わせて作られた作品。この作品が今の星組合ってるかと聞かれれば、私的には、NOです。それでも良い作品であることは間違いないので、十分楽しめたのですが・・・

今回すごいな~と思ったのが、タータンの実力。以前から実力のある人だというのは周知の事実ですし、毎回上手いなとは思っていたのですが、これだけ歌もダンスもできるトップが今までいたでしょうか?私のファン歴は10数年ですが、娘役のミミちゃん(こだま愛)くらいしか思いつきません。宝塚のトップに必要なものは実力だけではないと思いますが、それでもこれだけ歌えて踊れると見ていて気持ちいいですね。特に、前トップコンビノルさん&優里ちゃんが抜けたことによって、ダンスという点において非常に物足りなくなってしまったため、タータンが踊れる人で本当良かったなと思いました。

そして、タータンは踊れるけれど、今の星組路線メンバーにはダンサーと言われる人がいないんですよね・・・そのため、パタゴニアの場面は、いまいち盛り上がりに欠ける場面になってしまった気がしました。カルナバル幻想のように、群舞で盛り上げる~!という場面については、ダンサーと呼ばれる人が揃ってなくてもそんな問題ないと思うのですが、パタゴニアのような場面はちょっと物足りないですね。

ただ、その反対に歌の実力は素晴らしいです。安蘭・夢輝と歌える路線がいて、でも鳴海という素晴らしい歌手も余すことなく使い、また女役では、秋園というベテランから高宮・千琴という下級生まで、これだけ色々な人に歌の場面を与えてくれた今回の演出には本当に感謝します。また、ソロも勿論良いんですが、コーラスも素晴らしい。特にカルナバル幻想の高央・鳴海・毬乃・陽色・仙道・千琴・高宮・彩海のコーラスは、本舞台の踊りを見ずに、コーラスメンバーに双眼鏡を向けてしまったほど・・・(本舞台には、ご贔屓もたくさんいるのに)。パワー溢れる自己主張の強いコーラスたちです(笑)。余談ですが、これだけの歌手たちの中で、さえちゃん(彩輝)&ちかちゃん(叶)の歌を聞くと、ある意味宝塚だ~(^^;と嬉しくなってしまったりもする私は変かしら?(笑)

タータンは、とにかくクリスマスの場面のホーリーダンサーが素晴らしかった!舞台中央で1人で踊るダイナミックなダンスにはただただ見とれてしまいました。歌は、特にカルナバル幻想の最後の辺りが甘く大らかな声で、こちらもまた歌声に聞き惚れてしまいました。

ガイチさんは、黒塗りサイコ~♪って人で、最高に熱いです(^^;。カリブは、ダンスはともかく掛け声と雰囲気が素敵。パタゴニアのベルナルドは、出てきた途端思わず格好良い!と思ってしまい、お得意のナイフ使いも上手いです。

さえちゃんは、期待したほど例のあやしい場面が良くなくて残念。これはひとえに彼女のダンスが苦手なせいなんですが、そう言えば、エキゾティカのゆりちゃん(天海)とのダンスもいまいちだったよな~と思い出しました。さえちゃんってかなりツボで好きな人なんですが、ダンスだけは好きになれないんですよね。でも、歌も大分良くなってるし、笑顔が良いです。

瞳子ちゃんは、蚊の場面でのコミカルさと真ん中に立つ姉御っぽさが良かったです。オープニングの歌手(以前のタータンの歌)は、タータンと比べると声量がないのが気になりましたが、瞳子ちゃんなりの世界を作り上げていたような気がします。私的にファンモードになれたのは、パタゴニアのスーツ姿。黒塗りに原色スーツが似合い、久々に格好良い~♪と叫びそうになりました。ちかちゃんとのラブラブぶりも必見でした。

なるみんはアマゾンでの場面の歌もさることながら、妙に色っぽい仕草に釘付け。この場面真ん中のダンスよりなるみんばかり見ていたかも・・・(^^;。オープニングのちかちゃんのダルマ姿にも目が釘付け・・・う~んちょっと犯罪・・・?色っぽすぎます。黒塗りの場合は、ガリガリよりちょっとふっくら目の方が、よい感じですよね。タータンのホーリーダンサーのバックで歌う高宮、カルナバル幻想での千琴のソロは共に素晴らしく、下級生とは思えない落ち着きぶりです。クリスマスの場面、スターさんたちが銀橋を渡るせいで、本舞台前列中央で美稀・嶺を中心に、普段真ん中で見ることのない人を見れたのは何だかちょっと得した気分でした。

今回は、両作品再演ということで、またどちらも名作と言われるだけの作品で、どうしても初演のイメージが大なり小なりつきまとった人が、私も含めて多かったと思います。次回は、そういったものを振り払って、新たな今の星組合った作品をと望みます。(と言っても、私的に谷作品は多分受け付けないだろうけど・・・^^;)希望としては、今回も歌の場面は多くありましたが、どうせなら今の星組でしかできないような歌ばかりのショーなんていうものも見てみたい気はしました。

Starland
  Date: 2001-12-18 (Tue)

2回目の観劇をしてきました。前に見たのは、初日から3日目だったので、ほぼ1ヶ月経過した今、どのように変わっているのか、非常に楽しみでした。
その結果、お芝居もレビューも、いろいろな意味でしっくりと馴染み、こなれており、非常に見心地のよい舞台になっていました。

まず「花の業平」ですが、前回から最も変化が感じられたのは、幸ちゃんでした。前は、無理して恐い顔して、何ふてくされてんの?って感じがしたのですが、今回見た基経はなんとも嫌味で陰険な悪役で、台詞にもドスが効いていました。タータンのシャープで切れ者の悪役とは全く異なった憎らしさで、おー、こういった役作りもあったかと、見直してしまいました。

タータンとあきちゃんは、高子を守ろうとする強い業平と、業平を信じて頼り切っている高子の構図が、ますます強くなっているように思いました。でも、このふたりの間に流れているものが本当に温かいので、このふたりならこんな感じでもいいかなと思えるようになりました。ふたりの抱擁シーンで、あきちゃんがまるで気を失っているかのように、がくっと頭を垂れるのが、なんだかイロっぽくて好きです。ただ、あきちゃんは歌は大人っぽいのに、どうも台詞を幼い感じに言い過ぎているように感じられて、そのせいか高貴な女性に見えなくて残念です。

同じことが、さえちゃんにも感じられました。台詞に幼さが表れてしまって、梅若の包容力がイマイチ表現しきれていない気がします。

ねったんをはじめとする各所のアドリブも、実に無理なくお芝居に溶け込んでいて、笑わせてくれました。甥の礼音くんは、少々滑り気味でしたが…

前の業平(といってもお正月のテレビだけですが。これも千秋楽ごろには、ずいぶん変わっていたのでしょうね)とは、まったく異なった色の「花の業平」の舞台が出来上がってきたという印象を受けました。

「サザンクロスレビューII」は前回、楽しいけれど、ちょっとガチャガチャしすぎてると思ったのですが、結局そのガチャガチャ感は、この盛りだくさんのショーを、まだ皆がこなし切れていなかったからだということがわかりました。今ではすっかり余裕を持ち、よりメリハリのついたショーは、本当に楽しくて、見ごたえがありました。

ただ正直言って、ショーの方では、あまり専科の方々の存在感を感じることができなかったんです。それだけ、歌もダンスも、専科をしのぐ実力者が、今の星組には揃っているということでしょうか。

トップふたりも、ポンと秀でているというよりは、周囲にすっかり馴染んでいて、たぶんそういう形に不満のある方もあるだろうとは思いますが、私は妙に心地よかったんです。
新生星組、どうやら私は好きになったようです。

千秋楽まであと少し、さらにテンション上げて、頑張ってほしいですね!

hiro
  Date: 2001-12-11 (Tue)

皆様、こんばんは。今日、東京星組公演を観てきました。
予備知識としては、お正月の生中継の録画を見直しました。
サザンは、花組公演を一回だけ観ていました。
「花の業平」は、のるさん、ゆりちゃんの二人が熱く恋に突っ走っていて、雅な男の一途さってすごいなーというのが印象でした。また、高子は、かなり芯の通った女性で、でもだからこそラストの二人の心は繋がっていて別れられる~が理解できました。
タータンの業平は、お芝居は上手いんです。でも、情熱(高子に対する)が足りないような、もっと夢中さが欲しかったです。あきちゃんは、きっと初日頃よりはよくなっているのではないでしょうか(観ていないから分からないけれど)。ただ、あの鬘が似合いませんね。それに一層痩せられたようで、表情が寂しかったです。
コウチャンは、タータンには及ばずってところでした。タータンの方がクールに徹していて策略家らしかったです。
やはりこの作品は主役二人には辛かったかな。でも、ラストの二人は、今の二人の気持ちそのままのようで、胸にぐっと来る物がありました。あきちゃんのタータンに頼り切っているらしいものが伝わってきました。
サザンはねー、やっぱりみきさーん!!です。そして、タモさーん!!です。みきさんの強い個性に改めて脱帽です(今振り返ると、なかなかあそこまでの個性派はいませんから)。
それから、人数が少なくて、2階席から見ているとなお更強く感じました。だから、迫力が無いんです。盛り上がりも今一つでした。
どっちにしても、再演物が並び、かなりつらい星組公演です。
来年の『プラハの春』に期待しましょう。決して、下手ではないお二人ですもの、きっとしっかりと堅実な舞台を見せてくれるでしょう。欲を言えば、従来の星組っぽい華やかさ、きらびやかさを出して欲しいです。あまりに堅実過ぎるのは、寂しいですから。
最後に、鳴海君の歌がよかったですよ。月組時代から実力のある人と思ってみていましたので、嬉しいですね。それから、まとぶんも結構いいですね。男らしく?なってきましたものね。
とまあ、たった一回の観劇ですので、かなり大きな広い目で観てきました。

ふぶき
  Date: 2001-12-05 (Wed)

皆様!ふぶきは生まれて初めて新人公演なるものを
みせて頂きました。いやあ、異様なムードですね。
だって父兄が大半、それに上級生達と父兄繋がりの
ファン。ファンクラブ。ほとんど身内ばかりの舞台ですよ。
なんとなく文化祭の舞台を見に来たような気分を味わって
しまいました。お母様たちも娘の晴れ姿をみるにつけ
心配もつきませんよね。間違えたりせずにうまくやって
くれるかどうか、きっとハラハラしどうしですよ。そんな
気持ちの片鱗を味わってきたふぶきです。
今回は真飛の最後の新人公演ということで盛り上がりも
すごかったです。
音楽が鳴って真飛が公達姿で登場した瞬間、私の胸には
「これが、これこそが星組だわ!」という強い思いが湧きあがった
のでした。でもどうしてそう思ったんだろうってずっと舞台の
間中考え続けました。
今回の舞台は藤井先生の演出。コメディ部分のメリハリが
一層強く出て、「笑い」と「シリアス」がきっちりと区分けされて
いるんですよ。だから観客が飽きないんです。
しかもラストは銀橋の業平と高子、そして本舞台に涼の基経だけ
を残し、各人の個性と見せ場を十分に与えた優しい舞台でした。
本公演の流れるようなムードに、さらに凹凸がついて登場人物が
より一層浮き上がった形になりました。

真飛聖・・・業平。公達というより若武者のようです。りりしくて
衣装がよく似合ってました。課題は歌ですね。でも、そういう欠点を
補ってあまりある高子への「ひたむきな愛」に打たれました。
嘆きのシーンはあまりに可哀想で貰い泣きしたほどです。若くて
美しくて「非現実の中のリアル」とでも言いたいような造形でした

叶千佳・・・高子。月組にいた時は演技派で可愛らしい印象。
でも、今回は可愛らしさにさらに「素直さ」が加わってとても可愛い
高子でした。日本物の衣装になれていないことと歌に課題がありますが
よく真飛についていったと思います。

涼紫央・・・基経。ビジュアル的に悪役ではないのが難ですが、その立ち姿
の美しいこと。雅な言葉遣いの的確なこと。もし私が香寿基経に対する
新しい基経を造形するならこうしようと思っていたそのままでした。
少々おっとりと構えすぎの印象もありますが、「藤原への恨みか。基経への
挑戦か」とすごむところは本当に恐かった。また群舞もぱしっと決まり
久城彬退団後の寂しさを埋めてくれました。

柚木礼音・・・梅若。体は大きいのですがまだまだ演技が硬いです。というより
体当たりでやるしかないっていった印象。恐いもの知らずでいくのもそろそろ
やめにしないと。台詞に込められた感情を思いやるべき。

今回の舞台は課題が多かったのも事実。特に各個人の欠点をあげれば
きりがありません。多分、他の組の新人公演からみてもレベル的には
そんなに高くないと思います。でも、そういう「技術」を超える「ひたむきさ」
が星組の「売り」なんだと思いました。
業平と高子。本役に比べて技術的には見劣りしますし、演技もまだまだ。
でも二人の「愛」という情熱が舞台一杯に広がって、それを取り囲む人物
がみんな生き生きと役割を演じている・・・だからラストは思わず涙しました。
素直に登場人物に感情移入できたからです。
多分、柴田先生の脚本の意図をきちんと表現できている舞台ではない
でしょうか。きっと上級生も今回の舞台をみて学ぶことも多かったのでは
ないかと思います。「恋」の演技は「技術」ではできないことを。


ふぶき
  Date: 2001-12-03 (Mon)

「花の業平」「サザンクロスレビューⅡ」見てまいりました。感想はおおむね皆様と同じなのですが、ようするにこの作品は2つともトップの香寿たつきへのあて書きではないことを痛感させられました。
まず「業平」ですが、業平は政治のわき道を歩きながらも恋愛に生きている雅な色男です。だからこそ、高子との恋もつっぱしることができるのですね。
でも香寿の業平はまず最初に過去の「悲壮感」が前面に出て、高子との恋愛も頭で理屈をつけているような印象を受けました。アンドレの時もそうですが、ひたすら相手を愛する、欲するというよりはもっと父性的な冷静な愛情を感じます。駆け落ちのシーンも香寿の場合は勝算ありなのかもとつい思ってしまいました。
今まで香寿たつきはこういう理屈抜きの恋を演じたことがないと思われます。苦手分野なのかもしれませんね。朝澄春景と叶若葉のいちゃつきが妙に新鮮にみえるのもこの二人が理屈ぬきに惚れあっているからだと思いました。思えば星組ほど「理屈」が似合わない組はありません。「エリザ」も「WSS]も「我が愛・・」も「ベルばら」も計算・・というより、組子の団結力とノリで支えたとえウイーンミュージカルであろうとブロードウエイミュージカルであろうと「宝塚歌劇」にしてしまう面白さがありました。しかし、今回はそういう組のカラーとは正反対の香寿たつきがトップでしかもいかにもというような真っ当な演技を見せられ、少々違和感を覚えますし、「らしさ」を出すところまではいかなかったのが残念です。
「サザンクロス・・・」は初演当時、「これを星でやったら面白いだろうなあ」と思っていました。群舞が多いし華やかだったので。まさか4年後にそうなるとは思いませんでしたが。
しかし、蓋をあけてみたらやっぱりこれは星組へのショーではなかったと思います。まず、組子が減ったということをこんなに感じたショーはありませんでしたし、安蘭達のコメディ部分が今までのように笑いきらないのです。それは盛り上がりの部分も同じ。ぱあっと盛り上がるかとおもいきや・・・すっと冷静になってしまう。結局は真面目すぎる香寿のカラーには合わなかったということではないでしょうか。「パタゴニア」も大好きな場面ではありました。せめて安蘭と夢輝の対決なら面白かったのにと思います。
香寿たつきと渚あきの二人。この二人が違和感なく星の顔になる道は結構きついかもしれませんね。

  Date: 2001-12-02 (Sun)

失礼しました。字を間違えました。正しくは、仙堂花歩さんです。

  Date: 2001-12-02 (Sun)

「花の業平/サザンクロス・レビュー2」の、1日のVISAカード貸切を観て参りました。
開演前の組長さんの挨拶は、「内親王ご誕生」の発表から始まりました(^0^)。
 
「業平」は大劇場のビデオを観ていたので、役替わりを興味深く観ました。
業平はノルさん(稔)に当てて書かれた役ですが、私個人の好みではタータン(香寿)の剛毅な、それでいて優しい業平にクラクラしてしまいました(^_^;)。
香寿たつきという人は不思議な人で、かつて「風共」の雪組全国ツアーのスカーレットの時も「タータンが女役!?」と思ったのですが、いざ幕が開くと、スカーレットの心理が手に取るように伝わってきて、芝居の中にグイグイ引きこまれていきました。
ただ、ノルさん&優里ちゃん(星奈)版の「業平」の方が、ラブシーンの陶酔感は上ですね。それは、ノルさんの業平の方が雅な男であったことと、私自身の優里ちゃんへの思い入れのためでもあります。業平については、ノルさんとタータンは別人なのだからと割り切って観ていましたが、どうしても高子という人物については「ああ、優里ちゃんだったら・・・」と何度か感じてしまいました。あきちゃん(渚)は、公演ポスターはとても綺麗でしたが、舞台では地味でした。ショーでも、隣にきんさん(朝峰)に並ばれてしまうと苦しいかも(爆)。きんさんの個性、陽性でとても目立ちますから。
 
「業平」でもそうでしたが、「サザンクロス・レビュー2」では星組の個人個人の歌唱力のレベルに圧倒されました。まずは、「業平」や2002年カレンダーで割を食ってしまったとうこちゃん(安蘭)が水を得た魚のように生き生きと歌い踊る姿が嬉しかったです。全国ツアーのアシュレやフェルゼン、雪組「ノバ」でのマールなど、再演物では柄違いの役ばかり続いていましたが、彼女の本領は、カリブの場面のマンボでの、“活きが良くて、ちょっとワルぶってかっこつけてる男の子”なんだよなぁ~と改めて思いました。
下級生でびっくりしたのは、何といっても高宮千夏さんです。第11場「真夏のクリスマスB」でタータン1人で踊る場面、てっきりタータンの同期の毬丘さんが歌っているのかと思いました。席が2階B席だったため、オペラグラスを使っても、誰だか識別できなかったのです。終演後にパンフレットを買って、度肝を抜かれました。噂には聞いていましたが、スゴイです。お母様(高宮沙千さん)譲りなんでしょうね。
そういえば今回の組替えで、花城アリアさんが月組へ行きましたが、「業平」で彼女の
歌のところに入ったのは花組から来た仙道花歩さんですね。(←これもパンフレットで確認しました) 千琴ひめかさんもいるし、なんという恐るべき期なんでしょう。ただ、こんなに星組に揃えてしまっていいのかしらとも思います。そんちゃん(秋園)の歌も、もっともっと聴きたいし・・・。男役も、とうこちゃん、ねったん(夢輝)、なるみん(鳴海)だけでなく、エンディー(高央)も忘れてほしくないです。
 
そして、なんといっても歌唱力といえばタータンです。「カルナバル幻想」で歌う歌詞に、正確ではないでしょうが「夢のない人は 私の指に止まれ 私が夢を見せてあげよう」というような箇所がありましたが、あの部分を聴いた時、じわっときました。
タータン、あなたの歌を聴かせてもらえる私はなんて幸せなんでしょう。そして、そして、ここまで長い道程だったけど、トップ就任、心からおめでとうと言いたいです。
 
以上、支離滅裂で失礼しました。

Starland
  Date: 2001-11-30 (Fri)

のるさんの舞台と比べずに見ようと、お正月のビデオをずっとガマンして行ったのですが、やはりどうしても比較してしてしまいました。
その結果、あらためて「人にはそれぞれの持ち味がある」という当たり前のことを実感した舞台でした。
そこで、敢えて「比較モード」で書かせていただくことにします。
でも、非常に高いレベルでの個性の違いなので、ここからは本当に、見る人各人の好みによる評価の違いになってくるでしょうね。

まず「花の業平」。
のるさんの醸し出すなんとも甘やかな雰囲気に対して、タータンは実にシャープ。もっと単純に言ってしまえば、のるさんは軟派な業平、タータンは硬派な業平。
芸ごとに長けた雅な人物、業平に私がもつイメージは、のるさんのソフトさの方が近く思えました。
でも、タータンのにじみ出るような生真面目さは、やや不器用で人間らしく、その哀しみはじんわりと伝わってくるのです。

前の基経は、タータンのシャープさをいかんなく発揮したものだったなぁと、あらためて思いました。あんなに終始、恐い顔をしていて、それがたまらなく美しかったですから。
幸ちゃんの基経は、和の装いの馴染み方はさすがでしたが、あのように常に恐い顔をしているのは、ふてくされているように見えて少々つらかったです。
私、彼女の持ち味って、やや肩の力を抜いた、飄々としたところだと思うので、いっそ基経の役を、悪役ながらもどこか三枚目的なものに変えてもよかったのでは… と思います。

あきちゃんの高子はずいぶんと控えめに見えて、もっと鼻っ柱の強さを押し出しても… と思えたのですが、すけ子さんのご意見を読んで、そうか、これはタータンに合わせた演技だったのかと理解しました。確かにこの世の中、軟派な男に強気な女、硬派な男に従順な女といった構図がありますもんね(笑)。
それにしても、トップコンビの情感あふれるデュエットの、聞きごたえのあること!もう安心して、どっぷりハマって聞くことのできる、心地よさです。

私、このお芝居の何が好きって、ラストの場面の緊迫感がたまらないんです。ここの演出っていいですよね~!
業平への身分を越えた友情あり、根深い悪意ありと、さまざまな想いが錯綜している。そして、その気分を盛り立てる、なるみんの一段と朗々とした歌声。歌い継ぐタータンとの声の馴染みも最高ですね。

ひとつ、どうしても違和感が拭えないのが、高子が「なりひらっ!」と呼び捨てにすることなんです。TVの時代物などでは、どんなに親しい関係でも、女性は男性に“様”をつけて呼ぶのが普通ではないかと思うのですが…

「サザンクロス・レビュー II」は、これからご覧になる方、息を詰めて、幕開きの瞬間をお待ちください。思わず「ウォー!」と声が漏れることでしょう。
もう、日本中のスパンコールをかき集めたんじゃないかと思うほどの、ギンギラギンの衣装に身を包んで、パワー炸裂という感じです。

私の好みからいうと、もう少しシックな部分のあるレビューの方が好きなので、ちょっとガチャガチャしすぎかなとも思いますが、とにかく明るく、楽しく、元気がいい。

お芝居では場面の少なかったトウコちゃんのエンターテナーぶりが、目を引きました。歌はもちろん、すべての動きがキレイ(最高にダンスが上手いというわけではないと思うのですが…)。

こちらでも私は、なるみんに注目。「食虫花」の場面の真っ赤なドレス、真っ赤な被り物の歌姫姿(男役メークのままっていうのが、スゴイですが…(笑))で、イロっぽく歌うのがド迫力でした。タータン、サエちゃんの妖しいダンスより、こちらに目が引きつけられたほど。彼女の声質、歌い方、本当に好きです。

お芝居もレビューも、実力派のトップコンビに、専科からのメンバーが花を添え、さらにトウコちゃん、ねったん、かよこちゃん、まとぶんをはじめとする力のある組子たちがガッチリと周囲を固めるという、実に安心して見ていられる公演だったと思います。


すけ子
  Date: 2001-11-22 (Thu)

初日開けて5日目を観劇しました。
「花の業平」はお正月のBS放送を一度観たきり、「サザンクロスレビュー」は花組版のみきちゃんのアキラをキョーレツに覚えているくらいです。それほど違和感なく、結構素直に観ることになりました。
「花の業平」
 熟年カップル^^;熱演でしたね。さすがの演技で観客は舞台に引き込まれたのではないでしょうか?私もそうでして、プロローグが地味だなぁ、振付が変だ^^;とか、やっぱりこの作品苦手かも、なぁんて思っていたのがだんだんと、二人の恋の高まりにつれて、話に感情がのっていきました。あきちゃん高子が連れ戻された後のタータン業平号泣のシーンは、かなり胸打たれました。あんなに感情を露わにして哀しむのは、生涯にただ一度の恋を奪われたから、この上ない絶望感と悔やみきれない己の力の無さ思い知ってしまったからなのでしょう。あの慟哭があるから、ラストの再会のシーンがこれまたせつなかったです。そして、権力闘争しか頭にない男達の愚かさと、心底心配してくれている友人たちの存在が際だちましたね。
 配役はそれぞれよくはまっていて、違和感はなかったです。トップコンビは非常に落ち着いた、大人の演技を見せてくれます。香寿たつきさんはまだまだ出し惜しみしている感じで、回りとのバランスを計っているのでしょうか?渚あきさんは、タータンに合わせてかなり引いた演技をしているようですね。健気です^^。この二人の信頼関係は舞台からも伝わってきて、見ていてとても気持ちよかったです。
 基経役の汐風幸さんはさすがの上品な立ち姿で、じわっと男の嫉妬を匂わせながら上手い敵役だったと思います。清行役の初風緑さん、律儀な人の良い友人役が信頼できます。梅若役の彩輝直さん、きれいな色のお衣装がぴったりで美しく、演技にも品の良さと男気を感じられ頼もしかったです。主要メンバーに専科の方々が配役されているので、新生星組はどうかと言う、色は見えませんが、これからいいお芝居を見せてくれそうで、楽しみですね。

「サザンクロスレビュー2」
 指揮者の手拍子催促パフォーマンスで始まりました、期待通りの楽しいレビューでした。あまりに楽しくて、あっという間におわってしまって覚えてないくらいです^^;
 やはりタータンのソロのダンスシーンは素敵でした~、こんなあなたが見たかったのよと感動でした。あと、食虫花 の場面。私マジで吹き出しそうになりました。反則的に濃いキャスティングにのけ反りましたよ。食虫花の中からさえちゃんが、3人の歌姫(?)の真ん中になるみんが、くねくね踊りながら妖しい視線を飛ばしまくっていて、迷い込んだタータンなんてイチコロでしょ、ってなもんです。いやー、お気に入りです、ここ^^。
 そして、パタゴニアのあたりからフィナーレに近づくにつれ、タータンのこれまでの長い道のりを思い、こみ上げるものがありました。大階段をおりてきて、お辞儀のあとサンバホイッスルを慎重に生真面目に取り出す姿は、やっぱりタータンね^^、とかわいらしかったです。
何度も観たい、と思えるお芝居とショーでした。


マーガレット
  Date: 2001-11-16 (Fri)

星組東京公演「花の業平」初日の感想です。

「花の業平」はまだ稔さん主演の作品の記憶が新しく、配役も同じ人が多いので、なんで基経が白い衣装着て真ん中に立ってるの?とか、汐風さんの基経と香寿さんの業平が遣り合う場面などは、あれ?このセリフ逆では?とかちょっと頭の中が混乱してしまったりして(^_^;)、そうゆう意味では再演が早すぎたかなーと思います。

プロローグの香寿さんは傍目にもすごく緊張しているなーというのがわかり、まさにコチコチと言う状態でした。しかしさすがに芝居や歌には安定感があり、やはり歌が良かったです。特に銀橋を渡りながら歌う♪おまえのいない五条第~♪は情感が伝わり素晴らしかったです。
しかしいかんせん優男ではないんですよねー(^_^;)。芥川で追手に囲まれて刀を抜いて立ち向かう所など一番強そうで、一瞬追手は皆切られてしまうのではと思ったりして(笑)。
高子を連れ去られて慟哭する場面は、ちょっとリアル過ぎて、そこまでやらんでも(笑)と思った人もいたのではないかと思われます(^_^;)。

渚さんは思ったより若々しく(失礼(^_^;))、お芝居にも情感がありました。こちらも歌が良く、二人のデュエットは聞きごたえがありました。

プロローグの桜木の歌を、てっきり基経役の汐風さんが歌うのかと思っていたら、初風さんが真ん中で歌ったのは意外でした。思わず「ナーンだ、基経役はやっぱりガイチだったんだ」(ナ訳ないけど)と錯覚したりして(^_^;)。
配役発表前は基経役は初風さんがヨイナーと思っていたのですが、この清行と言う役も、役としてはあまり意味のある役ではないように思えますが(^_^;)、初風さんが演じると良い役になっているなーと思えました。やはり歌がうまいです。

汐風さんの基経は、あまりにもドンピシャな役だった香寿さんの印象が強いためちょっと損をしましたね。除目の日の場面で業平と皮肉を言い合う場面などはなかなかでしたが、応天門炎上の軍配をもったシーンは迫力不足でした。

彩輝さんの梅若は、もっとしなしなとした梅若かと想像していたら、なかなか骨太な男らしくそして美しく、心配していた歌も(^_^;)、ちゃんと歌えてました。良い意味で予想を裏切ってくれたと思います。

安蘭さんは相変わらず安定感抜群、歌も素晴らしいのでちょっと役不足かな、夢輝さんの国経役は更に軽さ、コミカルさが増した役となってましたが、ネッタンの持つ可愛らしさが出ていて良いと思います。
烏帽子に水干(で良いのでしようか、要するに平安時代の装束)がとってもお似合いの朝澄さん。かよこさんにはほんとは貴族の役をやってもらいたかった(有栖川宮がすごく素敵だったので)のですが、若葉役の叶さんとのイチャイチャ(笑)する場面も増えて、それがとても可愛いです。
真飛さんはますますりりしくなって、いちゃいちゃしている朝澄さんと好対照で2人のコンビネーションがよいなーと思いました。
鳴海さんが相変わらず良い声で、気持ち良さそうに歌っていたのが印象的です。伊勢の斎宮役の琴さんが、大劇場公演に比べぐんと美しく上手になっていてびっくり。そして大劇場で大洋さんがやった強盗役の嶺さん(オカッチ)はやさしいお顔に髭が似合わない(^_^;)、せめて髭の形変えてくださ~い。

まだ初日なので、セリフをかむ人や、全体にまだギクシャクしていると言う感じは否めませんが、公演を重ねるにつれてどんどん良くなっているのではないかと期待しています。



JIMMY
  Date: 2001-11-14 (Wed)

「花の業平」はのるさん(稔幸)&ゆりちゃん(星奈優里)コンビで今年1~2月に宝塚大劇場で上演されたものの続演。新星組トップコンビのたーたん(香寿たつき)&あきちゃん(渚あき)のお披露目です。
作品は最近の日本物(あまりないけれど^_^;)では最高のヒットでは?。流石柴田先生! と思えるものでした。
のるさんの当たり役業平を、これまた基経役を好演したたーたんがどう演じるのか? その基経を演じるこうちゃん(汐風幸)は? 梅若役のさえちゃん(彩輝直)も役替わりとあって、私も観に行きたかった・・。できれば、中日には行きたいと思っています(^_^;)。

「サザンクロス・レビュー2」は草野先生のノリノリショーシリーズの草分け作品(と勝手に言いきり)の再演。
みきちゃん(真矢みき)のイメージが強烈なショーですが、タイトルも「~2」となっていますし、たーたん主演となれば、ガラッと雰囲気は変わるでしょうね。
こちらも好きなショーだったので、お勧めできると思います。手拍子にはがんばって乗って下さい(←無責任な予想^_^;)。

皆様の書き込みをお待ちしております!

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