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堕天使の涙/タランテラ!

雪組/宝塚大劇場2006年9/22~10/30・東京宝塚劇場11/17~12/24


hiro
  Date: 2006-12-08 (Fri)

11月28日、雪組86期生最後の新人公演「堕天使の涙」を観てきました。
大劇場での新人公演も観ていたので、短期間でどのように課題をクリアーしてくるのか、期待を持って席に着きました。

幕開き、美しく妖しい凰稀ルシファーは、切れがあって今までの不安感を一掃するダンスを見せてくれました。
また、歌も中盤からは情感ある歌を聞かせてくれて、観客をひきつけたと思いました。
ルシファーの演技は、本公演で朝海ルシファーをずっと見続け、その心の変化を感じ取ってきたからこその丁寧な心のこもったものでした。
大劇場では、優しさが前面に見えて、堕天使らしくなかったのですが、東京では、更に悩み憂う様が深まっていました。
朝海ルシファーの怒りをぶつける堕天使とは少し違う戸惑い憂う様に、心の優しい天使だったのだろうな~と思わせる凰稀かなめのルシファーが完成されていたと思いました。

緒月J・ポールは、荒削りで直球でしたが、凰稀との対比で生身の人間らしい苦悩を、また、リリスに対しての情の深い兄を見せてくれて頼もしかったです。
凰稀かなめとのブルーローズの場面のデュエットは、何度もお稽古を重ねた事が感じとれる息の合ったものでした。

その母親を演じた涼花リサは、大劇場では本役をなぞった台詞回しに独自性が無くて実はがっかりしたのですが、
東京では、自然な台詞回しに変わっていて、短期間での変更に真摯な彼女の取り組みに好感を持ちました。
又、終盤はもろさも感じさせていて、本役との違いを見せてくれました。

その相手伯爵役の真波そらは、ひげをつけたくなりそうな役の設定なのに、あえて外見に頼らず、落ち着いた演技で、それなりに年配に見えて好演でした。
所謂老け役が続いたのですが、その間にも、きっちりと心で芝居する事を身につけていたのですね。

谷みずせは、低い声での歌唱に苦労したでしょうが、まだあと一歩のところとは感じました。
芝居心が向上してきつつあり今後も頑張って欲しいと思いました。

大月リリスは、大劇場では元気そうに歌い台詞を言っていたようなでしたが、東京ではより丁寧に演じていたと。
ただ、やはり本役の舞風が奥深く演じていて、舞台経験の差がありあり見えました。
以前から感じていたのですが、心地良い歌声とほわんとした柔らかな印象を与える個性は、これからも大切にして育って行って欲しいです。

沙央エドモンは、壮エドモンとは違う個性で苦悩色の強いエドモンでした。

その弟子蓮城マルセル、大劇場では若い役作りでおや?と感じたのですが、東京では、それで納得できる若さゆえの純粋さを感じさせ、哀れを誘っていたと思います。

大湖セバスチャン。台詞の声が美しくなりYBでの経験が成長を促した事がよくわかりました。台詞は、まだ音月セバスチャンをなぞっているようで、また、歌はまだまだ不安定感がありました。

美穂圭子さんの伯爵夫人を演じた愛原が、とても的確に演じていて驚きました。芝居のカンが良いのでしょうか?

イヴェットの愛加は、歌も芝居もまだ幼さを感じましたが、娘役に必要な可憐さ、綺麗な声を持っているので将来を楽しみにしています。

台詞の明晰な香綾、二枚目になった大凪と、周りはいつもながら芝居巧者の多い雪組生たちで、安定した新人公演の舞台でした。

ご贔屓のかなめちゃん、何色にも染まる事は必要ですが、これからは、独自の個性と売りを前面に出せるようになって欲しいですね。そして、今回の新人公演で得たであろう歌とダンスの自信を無駄にしないよう、努力を重ねて欲しいと願っています。今後の飛躍を期待しています。

JIMMY
  Date: 2006-11-25 (Sat)

雪組大劇場「堕天使の涙/タランテラ!」、9/26&30に観てきました!
観劇からかなり日にちが経ってしまって記憶が薄れている部分もありますが、観た公演全部の感想を書くのがポリシーなので(^_^;)、がんばって書いてみたいと思います。

まず植田景子先生の「堕天使の涙」。前半ルシファー(朝海ひかる)がジャン=ポール(水夏希)やイヴェット(大月さゆ)等を誘う件までは、「ブルーローズ」の場面など多少お耽美趣味に走りすぎている感はあるものの、朝海に妖しい堕天使が良く似合ってワクワクしましたが、後半はイマイチ。

リリス(舞風りら)のあまりの清らかさに、ルシファーが変わっていく・・という展開なら分かる気もする(そういう展開のつもりだったような気がする)のですが、リリスがいなくてもルシファーは始めから迷いがあったかのようでしたし、後半になって急にルシファーが悪い人(?)ではない事が発覚してしまう(^_^;)のがつまらなかったです。
この辺りが上手くいっていれば、ルシファーも小池先生の「天使の微笑 悪魔の涙」のメフィストフェレス役くらいには魅力のあるキャラクターになっていたかもしれないなぁ、と、設定が似ているだけに思い出さずにはいられませんでした。
教会の件は特に、説教臭く長く感じました(冷めていてすみません)。景子先生は教会とパイプオルガンが好きですよね~。

ショーの「タランテラ!」は荻田先生の最新作。これも朝海に人々を踊らせる毒蜘蛛タランテラという設定が良かったですし、囚われの男の壮一帆、蜘蛛の音月桂、美しい同期男役の彩那音&柊巴を対で配するなど、若手まで上手くグループ分けされた配役も面白く、相変わらずの妖しい荻田ワールドで楽しめました。
観劇回数が少なく、物語を深読みする所まではいかなかったですが、各場面に意味ありげに存在していた音月が気になったので、そんな所から物語を考えてみるのも面白そうです。

一つ気になったのが私も衣装。色合いの趣味が悪いんですよね~。
荻田ショーに、有村さんの衣装はナシなんでしょうか(^_^;)? この趣味の悪い色合いも「宝塚」の「毒」の魅力の要素の一つなんだと荻田先生は思っておられるのかもしれないですが。装置や照明の雰囲気が今回も独特で良いだけに、惜しいんですよね。


作品には色々文句を書きましたが、朝海は本当に素晴しいです! 私が今更言わなくても、舞台を観て頂ければ分かると思いますが。
物語の毒のある美しさ。プロローグでの妖しいダンス。ショーではこんなに踊って千秋楽まで大丈夫? と心配になるほどのダンスナンバーの数々で、サヨナラ公演にふさわしく、抜群の存在感がありました。
私の心配をよそに、千秋楽が近づけば近づくほど神がかり的に素晴しくなっていったそうで、後半の公演を観られなかったのが残念です。

同じくサヨナラの舞風は、物語の方はどう考えても出番も少なく美しくもない役で気の毒。しかし「光のパ・ドゥ・ドゥ」を踊る為の役だったのだと思いましょう。この場面は今までの物語での説明効果もあって、リリスの踊りを中心に観てしまいましたから。

ジャン=ポールの水は衣装、髪型が良く似合い、「ブルーローズ」など美しくて良かったです。ショーもラストの朝海、舞風との黒エンビのナンバーが、ダンサー揃いで大人っぽく、成熟されたもので流石でした。
あえて群舞でなく、この三人の場面にした所が渋いと言うか・・面白いのではないかと私は思いますね。

壮はエドモンといい、ショーのでの囚われの男といい、「DAYTIME HUSTLER」以来すっかり翻弄される男が定着したようで(^_^;)・・確かに似合っているんですけれどね。
音月は久しぶりに若手二枚目らしい普通の役を観た気が(^_^;)。大月ともども熱くたっぷり演じてくれていて、見た目もキレイで良かったです。

組替えの彩那音がターゲットにされる作曲家というもうけ役。見た目に役が合っていました。
凰稀かなめはルシファーの僕。この役も、もっともっと美味しくできたのではないかと思うんですけれどね~。
本当にただ甲斐甲斐しく世話しているだけ、見ているだけ。ルシファーに対してどう思っているのか、等、もっと何か見せても良かったはず。
一般の観客には、「キレイね。これから楽しみね。」くらいは思ってもらえるでしょうけれど。好きな生徒さんだけにあえて言いたいですが、私にはすごーく物足りなかったです。
緒月遠麻も役には文句はないですが、なぜいつも黒髪のオールバックなんでしょうね~(細かい^_^;)。大きいですし、目につくのですが、あれではどちらかというと悪目立ちっぽい気が(おいおい)。
映像でしか観ていませんが、新人公演の茶色センターパーツはすごくかっこ良かったではないですか~。

物語では、萬あきら&五峰亜季のカップルが独特の雰囲気と存在感で舞台を締めていました。

ショーでは、娘の山科愛の見た目の無邪気さが得難い存在。
また、涼花リサの美しさが良く目につきました。


http://waiwai.ciao.jp/waiwai/index.html


JIMMY
  Date: 2006-11-21 (Tue)

テストです。

ルナ田
  Date: 2006-11-04 (Sat)

雪組「堕天使の涙・タランテラ」の大劇場公演が終わりました。
何度も感想を書こうと思いながら、つい書きそびれていました。
結局前楽を含めて、2桁観劇をしました。
見れば見るほど、もっと見たくなる芝居・ショーで、東京も行こうと思っています。

全体で言えば、舞台装置がすばらしいです。独特な雰囲気をかもし出していていいです。
音楽も素晴らしい。全部吉田憂子先生の曲だそうですが、どの曲もとても素敵です。こむちゃんが歌う「神よ~」の歌や「わたしお馬鹿さん~」という曲も「愛と憎しみ~」の曲も、どの曲も頭にいつも流れています。
そして、ダンスシーンの振り付けも素晴らしい。
こむちゃんと水さんの踊る「青い薔薇のパ・ドゥ・ドゥ」、まあちゃんとこむちゃんの「光のパ・ドゥ・ドゥ」、そして、幕開けの「地獄のルシファー」。幕開けのダンスは、見たことがない振り付けで初めての時には驚きました。銀橋をはったり、独特のポーズでかがんで踊ったり。黒の衣装もよく合っています。
水さんとこむちゃんのダンスは、男役同士のダンスという点では珍しいものですが、二人が「超格闘技です」と言っているぐらいぶつかり合い、格闘していいるらしいです。水さんがこむちゃんに誘惑されるというのがまた妖しくて、綺麗でとても好きな場面です。
まあちゃんとこむちゃんの光の・・のほうはもう綺麗で本当に光が放たれているような感じになります。まあちゃんのダンスがふわっとして、天使そのものです。

芝居「堕天使の涙」のこむちゃん(朝海ひかる)はルシファーという堕天使。
神様が人間を作ったのが気に入らなくて、反対して、神の怒りに触れて、天上界を追い出された堕天使。
まず、幕開けのダンスのときの赤い髪のルシファーが本当に綺麗でこの世の者には見えないところがぴったりです。
次々と人間を誘惑して「さあ選び取れ~欲望のままに~」と歌うルシファーが妖しく怖くて、すごみもあります。
リリスに出会って、ようやく神様が人間を作った意味を知るわけですが、それまでのルシファーの苦悩ぶりがよく表現されていました。
まあちゃんのリリス。盲目で娼婦に身をやつしながらも神様を信じようとする天使のような娘。清らかで本当に心が洗われるようなまさしく天使です。毎回死ぬシーンでは涙が出ました。歌もとてもきよらかです。
水さんのジャン=ポール。母に愛されなくて育ち、実はそれをほしがっているまだ大人にないきれていない悩める青年って感じでしょうか。ルシファーに操られて、エドモンをそそのかしたり、イベットを選ばせたりします。その辺の悪ぶったジャンPと、母親にくってかかったり、義理の父に反抗したりする若い子供のようなジャンPがたまらなくいとおしいです。リリスのことを話すジャンPは、優しいお兄さんになるし、最後も落ち着いた感じで終わるのが、まだ救われます。
今回大抜擢のイベットの大月さゆちゃんは、この役にぴったりですダンスも芝居も初々しくて、歌も綺麗な声でした。こんなに歌える娘役さんだとは知りませんでした。(バウヒロは見てないので)
セバスチャンのキムちゃん、年相応の誠実な青年の役がぴったりでした。
悪魔に心を奪われる壮くんのエドモン。苦しみ、悩みながらも誘惑に負けてしまう・・。人間って弱いなあとつくづく思いますね。
他にも専科の萬さんや五峰さん、いい味だしています。この二人でなければ、できない役だなと思います。

重い芝居だし、緊張して見るので正直疲れます。でも、こむちゃんやまあちゃんの最後にふさわしいぴったりの作品だと思います。

ショー「タランテラ」も好きですね。
始めてみたときは、なんだか、衣装がいまいちかもと感じましたが、何度も見るとその衣装も意味があるように思えるのですね。
歌詞が切なくていいのですが、聞き取りにくいのです。
雪組娘役の歌手の歌が素晴らしい。愛、舞咲、美穂、麻樹の4人と専科の矢代さん。この5人プラス、男役の未来、奏乃の歌。もうこれでもかと歌います。
そして、他のメンバーや主要3人はひらすら踊ります。
こむちゃんは、踊って歌って出ずっぱりで、すごいです。毎回思いました。どこにあの強さがあるのだろう?あの細い体にと。
こむちゃんのエネルギーに圧倒されるショーです。
水さんは、どこもかっこよ過ぎて、水さんを見るだけで終わってしまいます・・。他を見れない・・。ブエノスアイレスのソフト帽の場面のダンスが特に好きですね。
まあちゃんは蝶が可愛いです。そして、大階段を男役を引き連れて降りてくる姿はもうかっこいい!!です。踊るダンスも一番男前です。あんな小さな体なのに、だれよりも大きく見えます。
最後の黒燕尾からの場面が本当に好きで、毎回早く終わってしまいました。ちゃんと次への引継ぎの場面もあり、大好きな場面です。
水さんの歌も丁寧でのびやかでよかったなあと思っています。

大好きな今の雪組の最後の公演をしっかりと見届けたいと思います。

JIMMY
  Date: 2006-08-03 (Thu)

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